これは15年ほど前のお話になります。
ある日、友達と肝試しに行こうと言われ、友人と数人で地元でも有名なトンネルを見に行きました。
トンネルに着いた時、何か違和感があるなと感じました。
違和感の正体はトンネルの入り口に兵士が銃を構えて寝そべっている小さなフィギアが私達の方に銃口を向けて置いてありました。
兵士のフィギアはヘルメットの半分が割れておりとても気味が悪かったです。
それを見た仲間の一人が何を思ったのかそのフィギアを投げ飛ばしました。
別に何も起きませんでしたのでそのまま直ぐにトンネルに入りました。
歩いて行くと、どこか背後から寒気だけが来て、みんな先に進むのが億劫になっていきました。
そして、一人の友人が「そろそろ引き返さないか?」と言いだしました。
半分ぐらいまでしか辿り着いていなかったですが、これ以上先に進むのは危ないなと感じ火消えしました。
トンネルの中は不気味でしたが、寒気がする以外はおかしな事は起きませんでした。
先ほどの入口に着いて私達は背筋が凍りました。
投げ飛ばしたフィギアが私達の方に銃口を向けて同じ位置に置いてあったからです。
私達以外に人は居なかったので本当に怖かったです。
作者すけちゃん
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