今回は怖い話というか、私が実際に聞いた死神に関する話です。
いくつか紹介したいと思います。
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病院で働く看護師のAさんの話。
病院というのは亡くなる方が多いためか、Aさんは結構な回数で死神らしきものを見ているそうです。
患者さんが亡くなる数日前になると、決まって二人組で現れるそうです。
1人は背の高い人物、もう1人は背の低い人物。
患者さんの部屋の近くの壁に、もたれかかるように立っているそうです。
服装はフードの付いた黒いロングコート。二人とも俯くように立っており、フードを被っているためか顔は分からないそうです。気付くといつのまにか消えており、その数日後に患者さんが亡くなるようです。
ちなみに、他の看護師さんもよく見るそうです。でも、不思議と誰も話しかけないとの事。
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友人Bの話
本人曰く、霊感は多少あるらしい。部屋の床拭きをしている時に、自分の頭の上を人間大の黒い何かが横切ったとの事。その三日後に親戚が亡くなったらしい。
私は、「虫の知らせなんじゃないの?」と言いましたが、友人は「あれは絶対に死神だった」と言い張っています。
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友人Cの話
友人Cは友人Bと違って、本当に霊感があります。色々な霊体験をしたり、金縛りにも頻繁にかかっています。
金縛りには決まってライオンや犬、動物が出てくるとの事です。動物が出てくる金縛りはあまり良くないと聞きましたが、今は省きます。
友人Cがとある田舎の山道を車で走っている時、自転車に乗った人物が一生懸命に自転車を漕いで、こちらに向かってくるのが見えたそう。ちなみにその自転車はかなり古い自転車で、明治時代?頃にあった前輪が大きく、後輪が小さい自転車だったそうです。服装はフードの付いた黒いロングコート。顔は見えなかったそうです。
「ずいぶん珍しい人だな~」と思って、すれ違いざまに見ようとしたらパッと消えたそうです。
その数日後に親戚が亡くなったとの事です。
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死神という証拠はないですが、いずれも現れた直後に誰かが亡くなっているのは事実です。
皆さんも黒いコートを着た人にはご注意を。
作者村松明美