私は予知夢をよく視る。
その中から一つ、話そう。
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それは、誕生日の前日。日頃から夢日記などに興味を持つ私は意味不明な夢をみることが多い。その日もそうだった。
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気づくと私は私が誰かと切りあっているのを見ていた。相手は中性的で男女の区別もつかない。暫くやりあって、戦う私がふっと気をぬいたように見えた瞬間______
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腕が、続いて首も切られた。舞う鮮血。視界は白と赤で綺麗とさえ思えた。映像は変わり、落ちた首の目線から倒れる腕と首の無い私の体が見えた。……そこで映像は終わった。
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__翌日、その夢について調べた。自分の知識と合わせると、
『家族、若しくは、親戚などに不幸がある。』
これはシマッタと思った。家族の無事を確認し終えたとき、家の電話が鳴り響く。母が話終えた後こう言った______
『〇〇さん(曾祖母)がなくなったって……」
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私は予知夢をよく視る。
作者Faust
実話です。今年のことですが。