机の上で小説を書いている時、後らへんで「コトッ」と何か物が動く音がした。
だけども多分、気のせいだろうと机の上の小説に集中する。
その時考えてたのがちょうど怖い話だったので、気のせいだろうと思った音が何故か気になりだした。
そういえば前にどっかで聞いた、風呂場の中で目をつぶった状態で声に出さず3回「だるまさんがころんだ」って唱えちゃいけない、みたいな話を思い出した。
タイミングが悪すぎる、いくらここが風呂場じゃないと言っても冗談じゃない。
後ろに何かがいるとはないと思わないけど、なんで一人でホラー体験しなきゃならんのだ。
そこまで考えて「そうだ!友達を呼んで、俺の後ろを見てもらえばいいんじゃないか?」となかなかの名案を考えたところで、はたっと思い出した。
友達は今日はバイトだ。
「くっそ!平日もバイトか!ざまぁみろ!!」
と心の中で友達に毒づく。
でもまぁこんな妄想で怖がっていても、らちがあかないので、さっきから脳内を無限ループする「だるまさんがころんだ」を声に出しながら後ろを振り返った。
そこには、
笑顔で俺の肩に触ろうとする二宮金次郎像がいた。
作者片隅
こんにちは、こんばんは。
どうも片隅です。久しぶりの投稿のような気がする。
ポカーンとしてたら頭に浮かんだので、ここに来ました。
実際にこんなに事があったら自分はどうなるのかなぁ。
まぁ事実は小説よりも奇なり。
そんな言葉を信じてなにか起こることを期待しています。
それでは。また今度会いましょう。