短編2
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死にゆくまでの記憶

2015年10月18日

この日は俺の誕生日だ。祝う人は誰もいない

同年10月25日

近くのコンビニで今年初おでん購入

家に帰りおでんに箸をつけるなりコバエが浮いているのを発見

おでんはもう食べない…

翌日26日

レシートと食べ残しのおでんを持って行き返金を求めるなり

門前払いされる

同年11月4日

謂れのない事で痴漢と間違われ警察署に連れて行かれ、取り調べられ散々な目に遭う

翌日

会社に行ったら好奇の目に晒される

同年11月12日

ムシャクシャしていたのでパチンコ屋に行くも惨敗する

翌日

金がないから会社の帰りは寄り道せず真っ直ぐ帰宅する

冷蔵庫の中を開けるが、腐敗しかけたキャベツと缶ビールが一本だけ…

このまま何も食わず飲まずで寝る

同年11月22

この夜、ネットで出会い系サイトのサクラに引っかかる

この時点では頭がお花畑なのでまんまとやられる

翌日

ようやくそれが詐欺だと知り使い込んだ金が70万に及び青ざめ絶望する

同年12月1日

痴漢と間違われる事件のことが上司の耳に入り人事部に話が行く

今年は本当に嫌な年だ!!自宅謹慎になる。

同年12月8日

会社からクビを告げられる

死にたくなった…

翌日

手続きをするために会社へ行く。

悪評価がパワーアップしていた。

同年12月20日

なんだか頭痛と吐き気に悩まされる

心にストレスと鬱が伸し掛る

内科に行くと、精神内科を勧められた

医者に「うつ病です」と診断される

その日1日何もやる気が起こらない

翌日

僅かながらの所持金でホームセンターに行く。幸いホームセンターは車で20分の場所にある

ロープを購入する

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同年12月25日

クリスマスのに恋人は居ない

あるのは、ロープを見つめる俺とその部屋だけだ

翌日

死を選ぶ事を選択する

どのみち定年間近に将来もクソもない

Concrete
コメント怖い
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ネタバレ注意
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でも多分どっかでこんな死に行く人が居るはず!!
コメント有難う御座います^ ^

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哀れ過ぎる(´っω・`。)

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