ぼくはきのこが嫌いだ。
あのきのこ独特の香りと食感と味。
どうしてみんなはきのこが食べられるんだろう?
ままはぼくに好き嫌いはしちゃいけないって怒るけど、嫌いなものは嫌いなままだ。
好きになろうと努力したって好きになれない。
ある日のこと。
ぼくはまたきのこを残した。
そしたらままはいつもと違ってもっと怖い怒り方をした。
ぼくはいらいらしてくやしくてそのひは部屋にこもった。
もうあんなふうにおこられるのはいやだから
かみさまにおねがいしてからねた。
つぎのひ、ぼくのにんぎょうとかがきのこになっていた。
ままによばれたからいつものごはんたべるとこにいったらごはんがぜんぶきのこだった。
たべるのがいやになるくらいきのこずくしだった。
ずっとだまってすわってたらままにおこられた。
だからいやだったけどたべた。
きのこはきのこじゃなかった。
いつものあのいやなしょっかんにおいあじがしなかった。
ぼくのだいすきなおさかなだった。
ぼくはふしぎなきのこだなっておもった。
ほかのきのこもたべた。
ぜんぶきのこじゃなかった。
ぼくはかみさまがきのこをたべれるようにしてくれたんだってうれしくなった。
ごはんをたべたあとさんぽした。
そしたらさんぽちゅうのいぬがきのこになつてたりねこがきのこになつてたりした。
ぼくはきらいなきのこがそのひすこしだけすきになれたきがした。
次の日。
あさにままがおこしにきたとおもったら
きょだいなきのこがあつた。
ぼくはきよだいなきのこをたべた。
すごくおいしくて、いっぱいたべちやつた。
おなかがいつぱいになつて、ぼくはごはんをたべるとこにいつた。
しんぶんをよんでるきのこがいすにすわつてた。
ぼくはそのきのこもおいしそうにみえた。
だけど、きのこがだんだんぱぱになつていつた。
きのこにみえていたものももとどおりにもどった。
ぼくはそのこうけいをみてかみさまにありがとうっていいたくなった。
かみさまのおかげでぼく、きのこたべれるようになつたよ。
ぱぱがしんぶんよむのやめてぼくをみた。
「なあ、おかさんしらないか?」
作者人生的に怖い話
にんじん大好き!という少女漫画を参考にさせてもらいました。途中から誤字があるのは小さい子供になった気分で書いたからです。きのこは弟も嫌いです。by姉貴