【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

短編2
  • 表示切替
  • 使い方

生きる自慢

「最近忙しすぎて疲れ気味の僕」

「もう夏か!早くみんなと海行きた~い」

「彼女からのお土産で~す」等々

nextpage

僕の趣味はSNSでのリア充自慢

こんな事するとみんなからウザがられる事も知ってます。

でもリア充自慢だろが嘘だろうが僕はやりたいんです。

nextpage

自分はまだ生きてるんだと言う証拠を残すために

nextpage

実は僕は何万に一人と言う難病にかかってしまい5年生存率0%と医者から言われています。

nextpage

最初聞いたときはまさか?と全く受け止めれなかったんですが

その他もろもろの事務手続きを両親がしてるのを見てる内に

これは現実なんだ!と、最初の頃は病室で泣いてばかりでした。

nextpage

そんな時看護師さんから

気が紛れるからやってみたら?

と教えられたのがフェイスブック

nextpage

世界中の人と交流が出来

又自分と同じような境遇の人達とも知り合いになり

色々励まされたり勇気づけられたり

そして自慢したり・・・・

僕にとっては生きる希望そのものでした。

nextpage

でもそんな毎日もそろそろ終わりそうです。

僕の身体は確実にむしばまれています。

もう長くないなと・・・・

nextpage

「お父さんとまた釣りいきたかったなぁ」

「お母さんいつも掃除とかしなくてゴメンね」

「ユキ(妹)、お父さんお母さんを頼むぞ」

そして部屋の外から駆け足でバタバタとコッチに向かう足音

nextpage

ガラッ!!!!

母「ケンジー!!あんたいつまで寝てんの早く学校に行きなさい(怒)」

nextpage

学校をズル休みする理由を考えてる内に凄い所まで妄想が膨らんでしまった小学4年のケンジでした。

Concrete
コメント怖い
0
1
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ