「おはよう!昨夜はよく眠れたかい?」
遮光性の強いカ―テンを閉め切り、真っ暗な部屋の中。
椅子に腰掛けた髪の長く、綺麗な女性とその横に佇む男性。
男「あまり顔色が冴えないようだけど大丈夫かい?」
女「…」
男「最近少しバタバタしていたから疲れているんだろう。ゆっくりしているといいよ。」
女「…」
男「本当に元気がないなぁ…。でも来週には君もきっと元気になるよ?(笑)」
女「…」
男「二人きりで海の綺麗な街に旅行に行こう!
目を閉じて想像してご覧?
真っ青な空、それに負けない位、青く澄んだ海…
想像するだけでワクワクしないかい?」
女「…」
男「君の好きなショッピングにも出掛けよう(笑)」
女「…」
男「でも君はいつも眺めるばかりで、中々購入しないからね(笑)
君が気に入った服を僕がプレゼントするよ!」
女の目から一筋の涙が頬をつたう。
男「?!何も泣かなくてもいいじゃないか。
でもその君の涙が僕は嬉しいよ。
ずっと一緒だよ…」
女「お願い…」
男「お願いだって?!バカだなぁ(笑)
僕の言葉に嘘は無いよ?ずっと二人で色々な所を旅して色々な物を見るんだ(笑)」
女「お願い…」
女「お願い返して!」
女「私の…目」
作者かい