今年は、1年が凄く早く感じている徹人でございます。さて話の続きを書かせて頂きます。
separator
高校生になり、家族から徹人の事、信じてない訳じゃないけど気持ち悪いと親元から出され単身北海道へ。寮に入りビックリ!!ヤンキーだらけだった(笑)毎日毎日飽きず喧嘩ばかり。ランク付けが終わると喧嘩も減りその時に何故か誰にも喧嘩も売られず敬語で話されていた徹人なのですが訳は、ガタイが良くかなり強面しかも老けてた為アイツはヤバイとなっていたそうです(笑)
separator
その頃です。ヤンキーは喧嘩自慢と心霊現象自慢が好きなわけで良く夜中に俺の部屋に集まって怖い話していました。その時に5人で、俺の部屋で話をしていると窓がノックされ急に電気が消えました。因みに部屋は4階ですのでノックされる筈がないんです。気合いを入れて窓を開けると遠くに女性の姿が!!
窓にしがみついて、5人で見ていると金縛りにあい、顔だけが急に接近してきて俺達の身体を通り過ぎて行った。流石に恐怖で俺の部屋で寝ることにしたのだが夜中に後輩君が
後輩「徹人さん胸押さないでふざけないでください」
と言い出して俺は
俺「何にもしてねぇし」
と言ったと同時に他の三人が部屋から逃げ出しました。後に続いて後輩君と
俺が部屋から逃げ出そうとすると急に部屋の空気の密度が上がったようになり鼓膜に響く女性の甲高い笑い声そして、シャツを引っ張られている感覚。いくら急いでもドアまでたどり着く事が出来ない。体感にしたら数十分実際は二、三分 だったらしいが部屋から出られた時にはシャツに引っ張られた後が無数にあり、後輩君の胸には手の形のアザ、そして先に逃げた奴らが見たものは俺と後輩のすぐ側まで迫っている無数の白い手を見たそうです…
separator
その後数日間は後輩君の部屋に泊まり様子を見たが特に変化も無かったので正直油断しました。次の日の夜の話をする前に自分の部屋の説明をさせて貰います。私の部屋にはベットとコンポと机とカラーボックスそして備え付けのクローゼット。そしてベットには工事現場でバイトしてた時に貰ったロープ型の電飾「工事現場にある10㍍程度の物」至ってシンプルな部屋でした。
separator
久々自分の部屋で寝ようとした時。
勿論後輩君込みで(笑)コンポからは矢沢永吉さんの曲が流れ後輩君と二人で話していると急に部屋の温度が下がったように感じ金縛りあい、矢沢永吉さんの曲がフェイドアウトしていき女性の声で
「殺してやる」
「ヒャハッハッハッ」
そして目の前にはベットにキツキツに巻いた筈のロープ型の電飾が俺の首に段々と近づいて来ていた。その時に初めて身の危険を感じながらヤバイな~なんて冷静に考えてる自分が少しおかしかった。
その時他の寮生が部屋の外でドアを叩く音で金縛りがとけ何とか逃げ出す事に成功したのだが部屋から脱出する寸前耳元で
「惜しかったね。また遊ぼうね」
と昔聞いた忘れられないあの女の声が聞こえた。
separator
運命の刻
そして大きな心霊現象は無く
あの夢で言われた24歳を間近に控えた
春先。誕生日4日前!!
自分の運転ミスで生きるか死ぬかの意識不明の重体で意識の無いまま誕生日を迎え、以降あの女の霊を感じることも見ることも無くなり、無事に回復して現在まで生きております(笑)でも事故は間違い無く自分のミスでした。
最期が呆気なくて申し訳ないですがこれがあの女の霊との実話です。
作者徹人
徹人でございます。読みにくい所が多々あると思いますがご勘弁を…
書いてみて皆様の文章力や、表現力に感服します。読んでくださった方ありがとうございます。