短編2
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視える人

お疲れさまです。徹人です。

最近首が痛くて長々寝れないんですよ

今日の話は親友と飲み屋のバーテンの話です。

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あれは確か死にそうな事故のあと退院して冬だった。親友のTが家に来た。彼は凄く視える人でTと居ると私も心霊スポットじゃない場所でも普通に見えたりしてました。話がそれましたが、Tは俺が生きていた御祝いしようと来てくれました。

Tは漁師の為冬場暇になるので毎年冬場は良くつるんで遊んでました。馴染みの飲み屋で馬鹿話して居ると飲み屋のお姉さんが凄い霊感の強いバーテンがいるバーがあると聞き、行くことにしました。Tは自分と同レベルの人と話がしてみたいと良く言って居たのを思い出しました。ただ嫌な予感もしました。

Tは話題作りの為に霊感のことで嘘つく人ばかりの為機嫌が悪くなり悪酔いするからである。私は朝まで何度も被害にあってるから正直お化けより怖いです。

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店について第一印象は落ち着かない店でした。ボックス席がガラス張り(笑)カウンター席に座りとりあえずターキーの12年を入れて二人で乾杯。

飲み始めると電気チカチカしたり

入り口のドアに付いてる鈴がなったりと軽い霊現象が!!するとバーテンの一人が

「すいません。私霊感が強いらしくてこんなことが良くあるんですよ」

と近づいて来た。Tは不機嫌な顔になり

「随分楽しそうに言うね」

と言いバーテンは

「もう慣れましたから。今この店の中にも何体か霊が居ますよ」

そしてTが怖い笑顔で

「その霊の中にお前にしがみついてる女の生き霊も入ってんの」

と凍える様な笑顔で言うと会計してと言って立ち上がり金を払い出ていきました。私も慌てて出ていこうとするとボックス席の硝子に焼けただれた顔の人たちが…

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店を出て家まで五キロ歩きながら話をするとTは色々と経験して来て霊感がある人は多少分かるらしくて見た瞬間がっかりしたらしい。そして笑いながら慣れたの言葉で我慢出来なくなって余計な事まで言ってしまったと・・・・

徹人も見えただろう…

鏡の人達。

あの場所覚えてる?

大規模な火災で死んだ人達だよきっと。

例えどんな霊でも慣れるなんて事ある筈無いしどんな悪霊でも元は誰かの家族だったかも知れないのに良く笑いながら言ったよアイツ。でもあの生き霊かなり強かったな~。もう無理かな…

この言葉は凄い心に残ったな~

こいつ凄いな~と思いました。

その後1年たたない内にバーは潰れバーテンの彼はクスリに手を出して逮捕され姿を消しました…

Concrete
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