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死神と俺の日常 #31!
あー寒い…もう寒い…
俺は紅茶を片手にソファに座って
隣には死神がウトウトしている。
「今日はどうしよう…あと休みが4日間…」
その時だった、俺の携帯が鳴り響き電話の相手は
親父だった。
「おう!元気にしてるか!?」
俺は紅茶をテーブルに置いて
「元気っちゃー元気だよ。それでどうした?珍しいじゃん、親父から電話してくるなんて」
親父は相変わらずデカイ声で
「ちょっと実家に来い、話したいことがあるから」
俺は嫌な予感を察知した
「え〜、電話でいいだろ?」
親父は笑いながら
「大したことじゃないからさ!」
それから30分後…俺と死神は実家へと向かった。
俺は広い畳の間で待たされた。
死神は俺の隣で姿を消して正座してる。
「なんで正座してんの?」
死神は周りを見渡して
「いや、何かに見られてる気がして」
5分が経った時に襖がスーッと開いた
親父は着物を着て俺の前に座った
「呼び出して悪いな、急に決まったことがあってな」
俺は頭を掻きながら
「決まったこと?」
親父は部屋を見渡して目線を俺に戻し、一枚の写真を置く
「この家と同じ初代鈴木家の家をお前が引き継ぐことになった」
俺と死神は完璧なハモり方で
∑(゚Д゚)「えぇぇーーー!」
∑(゚Д゚)「えぇぇーーー!」
親父は一瞬
「ん?今、違う声が聞こえたような…」
俺は口をパクパクしながら
「いや…親父…なにがどう転んだらそうなるんだよ!」
親父は腕を組み
「いや…5代目の鈴木村乃助様が遺言でお前を7代目に選んだんだよ。それでお前が、この写真の屋敷の主になるんだ。」
俺は写真を手に取り、また叫ぶ
「えぇぇーーーー!」
親父は笑いながら
「良かったな!大切に使えよ!」
俺は口をパクパクしながら
「大切に使えよって、この馬鹿広い屋敷を俺一人で生活しろと?」
親父は笑いながら
「大丈夫だって、弟もいるから!」
俺はキョトンとしたまま
「あ、あいつも?」
親父はお茶を飲み
「ああ、それとお前達二人の世話係の面田がいるから賑やかになるだろ」
死神は、なぜかテンションが高い
親父が部屋を出ると死神は鼻息を荒くして
「鈴木さん!金魚の…」
俺はお茶を飲みながら
( ̄Д ̄)「却下…まず考えなくちゃいけないことが、山積みなわけだ…引越しのこと、世話係の面田のこと…アァァァァァァァ!頭が痛くなる!」
死神は腕を組み座り込む
「まず鈴木家が金持ちであることが驚きです」
俺は眉を寄せて
「いや…普通だよ、古い家を何代も渡って使ってるだけだからな…」
(・・;)「それで世話係の面田って?」
俺は両手を広げて後ろに倒れる
「面田は俺の幼馴染のバカ面…」
(ΦωΦ●)「誰が、バカ面だって?」
俺の顔を面田が…覗いていた
(゚ロ゚;)「ファッ!?」
勢い良く起き上がると俺のデコと面田のデコが…
ゴチン!!
俺は涙目で
ε-(=`ω´=)「痛ってぇ!何してくれてんだよ!」
面田はデコを手で押さえて
(`Д´) ムキー!「お前が勢い良くぶつかってきたんだろうが!!」
俺と面田が睨み合っていると死神は笑っていた
すると、面田が死神のほうを睨み
щ(゚Д゚щ)「っていうか、お前は誰なんだよっ!」
死神は驚いた様子で
о(・ω・´о)?「えっ?」
俺はあちゃーって顔で死神を見ていた
面田は腕を組み
(ΦωΦ●)「で、お前の名前は?」
死神は俺を見て面田に視線を戻す
(・・;)「し、死神です」
面田は、なぜか納得するように頷く
「やっぱりな…俺も霊感あんのかな?」
死神は苦笑いしながら
「し、知りませんよ。」
面田は改めて自己紹介をする
「それは置いといて、俺は世話係の面田 拓だ」
俺は鼻をほじりながら
(・Д・)ノ「なんでお前なんだよ」
面田は俺をバカにしたような顔で
(●´∀`)σ「しょうがねぇーじゃん、お前の親父に頼まれたんだから。給料もちゃんと貰えるしな」
俺は立ち上がり面田を指差す
∑(゚Д゚)「絶対、バカ面のお前に給料なんて渡すものか!」
(#`-_ゝ-)ピキ「はぁ〜?そんなこと言うんだったら、今日の夜飯はハバネロ鍋にしてやるからな!」
∑(゚Д゚)「望むところだ!ハバネロ、ワサビ、唐辛子なんでも来いや!」
俺と面田が睨み合っていると
目を光らせた弟が部屋に入ってきて
いきなり俺達に向かってハリセンを振り下ろす
バチコーン!!×3
(´Д` )「痛った!」
(´Д` )「痛ってー!」
∑(゚Д゚)「なんで私も!?」
弟はハリセンをパシパシしながら
(;`皿´)「うるさいんだよ!!お前らの今日の夜飯は抜き!となりのト〇ロが集中して観れないでしょうが!」
めでたしめでたし…続く!
作者SIYO
ご覧いただきありがとうございます!
場違いですよね笑。わかってますよ、怖い話を投稿する場所で
こんな物語を、ねぇ〜笑
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コメントとかあると嬉しいなーって死神さんがね…言うもんで
面白かった!の一言でいいですよ?それだけでいいんですよ?