短編2
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今右手首を切った。

ドクドク流れでる血を眺めてるとなぜか気持ちが楽になる。

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私は高校時代から付き合ってる

マサトと言う彼氏がいた・・・

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しかし付き合って10年目になる今年

新居も決め、お互いの親にも挨拶し

式の日取りも決め

後は入籍するだけの時

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彼が浮気をした。

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相手は私の小学生時代からの大親友ユキだ。

ユキとは子供時代から勉強や部活に恋と

何でも話せたし相談してたのに・・・

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昨日、マサトとユキが突然私の前に現れ

「私とは結婚できない」って

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最初はドッキリか何かかと全く信じられなかったんだけど

二人の表情を見てるとこれが冗談じゃなく現実って事を嫌でも受け止めなくてはならなかった。

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そして呆然と立ち尽くす私に

ユキはずっと泣いてて、

ただただ「ごめんなさい」の繰り返し。

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代わりにマサトが話を続ける

何でもユキとは私とマサトが付き合いだした時からの関係らしい

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マサト曰く、ユキも当時からマサトの事が好きで告白しようか迷ってたんだけど

私がユキに相談した事で一旦は身を引こうと決めてたとの事

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でも、どうしても自分の気持ちに噓がつけず

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私たちが付き合う事になったその日の夜に

ユキとマサトは男女の仲に・・・

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私:「ユキも苦しかったんだね。」

ユキ:「・・・・・ごめん。(涙)」

私:「ワタシの方こそ気付いてあげられなくてごめんね。」

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その言葉に「ごめんなさい、ごめんなさい(涙)」

と昨日、泣き崩れてたユキが今

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私のお風呂場で血だらけになって倒れてる。

私:「次は左手いくよ(笑)」

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