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私は、自分に自信がない。だからいつも自分に向かって「本当にそれで良いの?」と、語りかけます。いつも、自問自答を繰り返します。答えなんて見えないのに…
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そんな事をいつものように、繰り返していた時の事、いきなり私に返事するなにかが言ってきました。「良くないよ」私は、一瞬びっくりしましたが少し興味が湧いてきました。その頃からというもの私に返事をする何かの名前を『天使』と名付けました。
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天使は、いつも話し相手のいない私のただ一人の話し相手になりました。どんなことも天使は、正しい事ばかりいってきます。だから自信の無い私は天使に自信がない事を全て聞いた。私は、その頃から『失敗する』ということをしなくなった。
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何だか自分に自信がついてきた。嬉しくなった。毎日がここまで自信に溢れてるなんて、いつもの私は、もういない。自信がなくていつも自分の思ったことを言えない私じゃない。全てに自信が着いた。
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でもある日天使はいなくなった。私は、何度も何度も天使に話しかけるように質問を繰り返した。でももう天使はいない。理由は解った。
作者なめこ-2
最後まで読んでいただきありがとうございます。これは、少女がいつものように繰り返している妄想劇。自問自答している間に、いつの間にか答えを求め自分で妄想し、その天使が答えを導いてくれると、思い込んでしまった。という感じです。ですがその子は、信じた我が道を歩めば、失敗することはないとおもいます。『天使』が言ったことは自分が思ったこと自分が信じたことなのですから。