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短編2
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廃屋での一泊

俺の住んでいる町のはずれに一軒の廃屋がある。お決まり?な幽霊が出るという有名な噂があるので近寄る住人は居ない廃屋だ。

ある日友人のAとBにその廃屋に行ってみようと誘われた 。

俺はまだ学生で夏休み真っ只中だったし、多少は涼めるだろwってことで快諾して思い付きで

「なんなら肝試しついでにCの家にでも泊まるってことにして一泊しようぜ」

って提案してAとBも面白そうってことで決定した。

準備も整えて決行当日となったが、Bから電話が来た。どうやら夏風邪をひいたらしい。まぁ大した熱は出てないから、一日休めば大丈夫そうらしいのでそのまま家で休めってことでそのままBは不参加になった。

Bとは翌日に結果報告しながら遊びに行こうと約束し10時に駅前で待ち合わせすることになった。

Aにもそのことを伝えて二人でその廃屋に泊まることになった。廃屋への進入自体は人気も無いし鍵も壊れていて楽だった。

まず一通り見てみようと中を散策した。雰囲気もあり薄気味悪かったが普通の廃屋だったし特になにも無かった。

つまらないとは思いつつも、さっさと寝る場所決めようとなり、居間が比較的綺麗だったし広さも十分あったので寝るのは居間にすることにした。

雰囲気も手伝ってるのか廃屋の立地的なものなのかは知らないが、そこまで暑くもないので居心地は良いなwとか二人で話しをしながら過ごしてたんだけど本当に何も起きない。

居間に一つだけの比較的大きな窓から何か見えないかと時々その窓を見てみるんだけど真っ暗な夜の景色しか映っていないし、ポルターガイスト的なものも一切ない。

折角来たんだから何か起きないかとしばらく待っていると、突然電話が来た。Bからだった。どうやら何も起きなすぎていつの間にか眠ってしまっていたようだ。

外はまだ真っ暗だったから何の用だと思いつつ電話に出て

「こんな真夜中に何の用だ?ていうか、風邪引いてるんだから休んで治せよ」

と言ったらBが

「風邪はもう治ったよ。てか、なに寝ぼけてんだ。もうすぐ昼の11時だよ‼いつまで待たせんだよ‼」

とか意味不明なことを言った。外をもう一度見てみるがやっぱり真っ暗だ。寝ぼけてるのはどっちだと思いつつ反論すると

「じゃあ時間を確認しろよ」

と言ってきたので、Aに今の時間を確認させるとなんと本当にBの言うとおり昼の11時前になっていた。

どういうことだとよく外の景色を確認してみると、真っ暗だった景色が一瞬だけ一面青白い景色に変わった。

ようやく理解した。

ずっと真っ暗だったのは外の景色ではなく黒目だったと

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想像してたラストと違い「やだ!怖っ!」ってなりました!…ひ…

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