燃えない写真

中編3分

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使い方

燃えない写真

これは彼女の体験です。

彼女とその母は霊感のあるような人達です

彼女が中高生のころ、学校での行事の写真などには度々オーブなるものが映り込んだり、彼女の足が消えているなどの写真があったそうで。

その他にも彼女の姉さんとの体験などがあるそうですが、また機会があれば投稿したいと思います。

そうこうして、彼女が修学旅行(広島にて)で撮影した写真に奇妙なものが映り込んだので知り合いの霊媒師？さんだかにお祓いを依頼したそうです。

そしたら、なぜかわからないが応じてはもらえず、ただこうした方がいいなどの、対処法を教えてもらったそうです。(彼女の記憶では、霊媒師に私では祓えないと言われたそうで)

その霊媒師さんが言うには、やはりありきたりではありますが、写真を燃やす(お焚き上げ？というのかな)ことを勧められたそうです。

そして、まあそういう霊感のある彼女やお母さん、とおばさん(父方の)が立会いその霊媒師の言う通りにお焚き上げをするということに。

彼女はマッチをつけることが怖い、とおばさんに火をつける係をお任せしたそうです。

いざ、写真に点火！しかし火をつけようとしても、なかなか点かない。

しばらくやっていたらしいですが、なかなか点かないというレベルではなく、なんで？ってなるくらいの感じだったらしいです。

そこで、意を決した彼女は自分が火をつけることを覚悟し、マッチを擦ると一発で火がついたと。

そして写真に火をつけて、まあ普通に燃え上がったらしいですが、燃え上がったあとに確認してみると、その問題の映り込んでいる部分のみが燃えずに残っていたそうです。

その直後に彼女は、動けなくなって、まあ金縛り状態になってしまったらしく、おばさんに背中を何度かさすってもらったら解けたらしいです。

ここまで読んでいただいたら、なにが映っていたんだ？ってなると思うのですが、聞いてみると彼女曰く

その写真は当時付き合っていた彼とのツーショットらしいのだが、その当時に彼女のことを思っている男性が映り込んでいた。そして聞いていた僕が怖っ！となったのが、彼女の顔に別の女性の怒りに満ちた顔が映り込んでいたことだ。

写真の説明をすると、中央に彼女と彼。そしてその右上に中央に映っているはずの彼女。左下に問題の彼女を思っている男性。

そしてその右上に映っている彼女の顔に重なるように、鬼の形相の女。

その写真の意味を先述した霊媒師に聞いたところ、その彼女を思っている男性の顔は生霊として出現していてあまり害はない。しかしタチの悪いのは彼女の顔に映っていた女の方らしい。霊媒師の人の推測らしいが、その女性は彼女が修学旅行で訪れた広島で彼女に取り憑いてしまった、水死した女性らしい。霊媒師はその際、黄色の建物がみえると意味深なことを言っていたらしいですがそこはよくわからないです。

また、その出来事があり数珠をいただいたらしいのですが、学校での美術の時間に激しい動きをしたわけでもないのに急に弾けたらしく拾い集めたのですが、どうも１つの珠が足りないと。

気にかかっていたがある日、なぜかあるはずのない父親の車からその珠が出てきたらしいのです。

霊媒師がもう１つ言っていたのは、父方の先祖が強いらしく、それが護ってくれたのではないかとのことらしいです。