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短編2
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妬みの塊

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思い出したので投稿させていただきます。

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私の彼氏は営業マンです。

霊感が全くなくアホかと思う程連れてきます。

大体そんな時は成績が伸び悩み

「なぁはる...どうしたら知らない人を言葉で引きつける事ができる?」

など相談にやって参ります。

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私もファン相手の仕事をしていますから

客商売という点では同じ...なのかな?

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とある夜ゲッソリした顔で私の家に訪ねて来ました。

彼は深刻な表情で私に

「あのさ...どうやったら人気になれた?どうしたらそこまで固定の追っかけさん作れた?」

などと聞いてきました。

私「んなもん私意識した事ないから人気かどうかなんか分からん。でも言えるのはがっつかない事。あと...穏やかに会話しないと押し売りされると思って逃げちゃうよ。」

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でも本当の理由はそんな事じゃなかったんです。

彼の肩には何人もの嫉妬の念が憑いていて

彼の邪魔をしていたからです。

「ねぇおじじ?(彼)社員の人でさ、おじじの事羨ましいって思ってる人いると思う?」

彼「まぁ、これでも営業部長だから居るんじゃないか?」

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私も彼の事を助けなければ

このままではヤバいと思いました。

日に日に黒い渦になっていたから...

その渦から妬ましい...羨ましい...ずるい...仕事もプライベートも悩みのない奴なんて消えてしまえ!!などお門違いな声がしました...

それと共に努力してきた彼に対してなんて事を!!!!!

など憤りを感じたので

彼が帰る...と言った時です。

shake

「せからしいんじゃゴルァ!!!!!黙って努力せぇちゃ!!!!!」

と心で怒鳴り彼の肩を思いっきりグーパンしました。

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彼「いった!!!!!なにすんの!!!!!俺なんかした!?」

私「なんもしてないよ。でも明日からもう悩まなくて大丈夫だから。散っていったから安心して仕事してね。」

彼「え...何それ怖いんだけどなんか憑いてたの?」

私「大丈夫だから(´<_` )大丈夫だからおやすみ。」

彼「ちょっと何それ!?」

私「知らなくていい事もあるからさ(゜д゜)」

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次の日から彼は大きな契約を取り

なんかよく分かんないけど昨日殴ってくれたのありがとう!

と大喜びで電話をかけてきました。

人の嫉妬って怖いですね...

お気を付けください...。

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