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短編2
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踊り場に棲むモノ

これは、10年程前に当時住んでいた

県営団地での出来事です。

初投稿なので読みづらいかも知れませんが、ご了承下さい。

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wallpaper:1217

その団地は5階建ての団地で、

私達家族は3階に住んでいました。

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幼い頃から霊感とかそういうモノとは無縁だったのですが

中学3年の冬に、初めて体験する事になるとは・・・

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ある夏の夕方。

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私は兄貴と出掛ける予定があったので

出掛ける用意をして、

団地の目の前のバイク置き場まで着いた時

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部屋に私の分のヘルメットを

忘れてしまったことを思い出し

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「お前の分のメット忘れたから、

俺の部屋からメット持ってきて」と

頼まれたので、

私は (面倒臭いなぁ・・・)

と思いつつ、仕方なく部屋に取りに行きました。

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wallpaper:198

兄貴の部屋は玄関入ってすぐ目の前。

兄貴の部屋に入り、散らかった部屋の

ソファの側に、昔使っていた

フルフェイスのヘルメットを見つけ

右手に持って家を出ました

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wallpaper:975

階段を降りてすぐ、

2階と3階の間にある踊り場から

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wallpaper:3064

なんとなく、

「あったよー!」と

兄貴に声をかけると、

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wallpaper:845

shake

「ヒュッ」

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一瞬、目には見えなかったが

何かが横を通り、

踊り場から兄貴の方へ

向かっていったように思えた

次の瞬間

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wallpaper:3905

shake

パリーン ・・・パラパラ・・・

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wallpaper:3905

兄貴が日頃から付けていた

パワーストーンの水晶が

見事な程真っ直ぐな綺麗な真っ二つに

割れていました・・・

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私は急いで下に降りて、

「何!今の?!」とびっくりしていると、

兄貴は

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「お前がメット投げたのかと思ったわ。

なんかこっちに向かって来たから。」と。

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2人で顔を見合わせ、

そのまま兄貴の知り合いの

パワーストーン屋さんに行き話しを

聞くことになりました。

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どうやらパワーストーンが、

身代わりになって守ってくれたみたいですが

パワーストーン屋さんの方でも

ここまで綺麗に全ての数珠の玉が真っ二つになるなんて

聞いたこともない、相当強いナニカだったのだろう。

との事でした・・・。

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団地の道を挟んですぐ側に

霊園があったり

もともと古い時代に

そこの街付近に城があったりしたので

土地的にも、あまり良くないと聞いて

引っ越した今は何も起こらず平和です。

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他にもこの霊にちょっかいだされた事が幾度かありますが、それはまた別の話ー・・・。

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あまり怖くなく、これといったオチもなく申し訳ないです(^_^;)

評価、コメント頂けると幸いです。

読んで頂いてありがとうございました。

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〜完〜

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