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あんた鍵学校に忘れたでしょ?

短編2
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あんた鍵学校に忘れたでしょ?

私「たっく、だらしないんだから!」

妹「えーカバンの中に入れたよ!待ってね待ってね」

私「いや、だから学校でカバンから出して机に置いたでしょ?それ覚えて無いって事は気付いてないって事じゃん?

はぁー

また学校戻らないと。」

そう言って渋い面で妹を睨む。

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すると、

妹「鍵がポケットにあったよ!」

なんだ本当にあったのか。

妹から鍵を受け取りガチャリとドアを開ける。

私「どうしたの?入んなよ。」

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妹「何でポケットに入ってたんだろ?ポケットに入れた覚え無いのになぁ」

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忘れてたんでしょ?と私が言おうとした瞬間、ピピピ

と着信音が鳴った。

母からだった。

母「あんた達、学校の机の上に鍵忘れてったわよ!私がPTA会で残って無かったらどうするのよ?今から持ってくからね!まったくいつまで経ってもトロん娘なんだから!冷蔵庫に材料あるから夕食はカレー作っといてね。」

私「え?鍵あるよ?だって妹が今ドア開けたもん・・・」

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妹の方を向き直りギョッとする。

妹が手に持っている鍵がスゥっと透明に透けていくのだ。

「きゃ」

と妹は叫び鍵を廊下に落とした。

鍵は廊下に吸い込まれる様に消えてしまった。

何なのよこれ?と驚愕で妹と顔を見合わせる。

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すると突然・・・ガターン

と大きな音を立ててドアが閉まった。

え!?え?

混乱していると

カチャリ・・・

鍵の閉まる音がした。

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きゃああああああああ

絶叫をあげながら妹と一緒にその場から学校まで逃げ出した。

母と一緒に戻りドアを開けたけど部屋には誰も居なかった。

Concrete
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