約束…
私が愛した人との永遠の誓い。
愛しい子供も授かり、苦労や不幸もあったけど幸せな日々だった…
しかし、何事にも永遠などありえない…
ある出来事を切っ掛けに私達の永遠であるはずの誓いは終わりを迎えた…
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闇の國…
愛しかった人に受けた仕打ち…
裏切り…
この國から救ってくれると信じていたのに…
明るい未来があると信じていたからこそ…
私は飢餓の苦しみにも耐え…
再び訪れるであろう日々を夢見ながら耐え続けていた…
なのに…
…
…
…
私を迎えにきてくれたあの人は…
光が満ちた世界で私の姿を見た時…
彼は私の身体を闇の國へと突飛ばした…
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耳は既に聞こえいなかった…
姿も醜かったのであろう…
しかし、あの異物を見るような眼…
来るな化物と動く口の動き…
彼は私の外見のみを愛してくれたのだろうか?
再び二人で暮らす為に飢餓に耐え…
このような姿になったのに…
光ある國に戻れば…昔のような美しい姿で暮らせたのに…
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闇の國へ堕ちた時…
私は闇の國の主に再び愛する者と暮らしたい…
そう願いでた…
主からの条件は…
闇の國での飲食の禁止…
そして100年の闇の國での滞在…
そして愛する者に再び求められる事…
私は喜んで条件を受け入れた…
そして、100年後に迎えに来てくれるように伝えてもらえるよう主にお願いした。
…
…
…
闇の國の主が悲しそうな瞳で言いかけた事…
飲み込んだ言葉…
私は今になって痛感していた…
何事にも永遠など無いという事を…
真実の愛…永遠の愛など存在しないという事を…
暗い闇の國で…
絶望した私は…
初めて闇の國で食物を口にした…
赤く熟した果実…
それは乾いた身体に染み渡り…
私に生きる喜びを与えてくれた…
これから私は…
闇の國で愛しかった者を滅ぼす事のみを願い生きていくのだろう。
作者まー-3
自分なりの解釈が入りまくりです。
実際のお話とは大きく異なります。