最近私が実際に体験した話。
正月休みで地元に帰った時の話です。
私は夕食を食べ家を出てツレの家へ車で向かっていました。
その時の時刻は20:15くらいでした。
車を運転して15分ほど走らせていると山道に差し掛かりました。
山道に差し掛かるとその日は晴れていたのですが急に薄い霧が出てきました。
一応車のフォグランプを点灯させスピードを30キロまで落とし走っていました。
車が300m程のストレートへ差し掛かったので走っているといきなりひとがとびだしてきたため私は急ハンドルをきりました。
すると車体が滑り一回転し山の土手へ突っ込み車が横転しました。
(補足ですが、私の車はFR車で車体が滑りやすく尚且つタイヤが固く路面が少し湿っていました。)
横転した車から出るために立ったのですが足に激痛が走りました。
ですが先程飛びたした人をひいていないかの確認と私自身も事故を起こしてしまったの警察と救急車へ連絡を入れないといけない状況だったので車から這い出でることにしました。
私は横転した車体から必死に這い出るとひとまず警察と救急車と親とツレへ連絡をしました。
救急車と警察を待っている間、先程ひとがとびだしてきた当たりまで人を引いていないか確認のため念の為痛めた足を引きずりながら向かいましたが人気は全くありませんでした。
人をひいていないことを確認すると車の方へ再び戻りました。
すると耳元で「なぁーんだ生きてたんだ…」と言う声がはっきりと聞こえてきました。
私は怖くて震えていましたがアドレナリンが切れたのと寒さで足の痛みがピークで動けませんでした。
そしてしばらくすると、パトカーと救急車が来ました。
私は病院へ搬送され処置をされると親とツレも病院へ合流しその日は帰れることになりました。
帰りに親の運転で私の事故現場を通ると警察の方がまだ事故処理をしていたのでお礼を言いに寄りました。
するとベテランの警察の方に事情聴取をされ内容を話すと、「またかぁ…」と言われた為私が「またってなんですか?」と聞き直すと。
「実はここは事故が多い場所で死亡事故も起きてるんだけどその殆どかいきなり人が飛び出してきて急ハンドルを切ったらタイヤがスリップして事故を起こすという事故なんだ。」と言われました。
それに続いて「この辺りは民家も人気も全くないし見通しがいいのに人が飛びたしてくるのにみんな気が付かないなんて正直考えにくいけど事故る人みんなそう言うんだよ。」
「立場上こんなこと言うのはいけないかもしれないけど幽霊の仕業だと思うよ。」
「私(ベテランの警察官)は53年○○市住んでるけど昔からこの辺りは出るって言うからね。」と言われました。
私は待っている時に「なぁーんだ生きてたんだ」と言われたというの伝えると「やっぱり君が見たのはあの霊なのかもね」と言われたので昔何かあったんですか?」と聞き返しました。
すると少し間が空いた後に「私が小さい頃からこの辺りは自殺スポットでねその自殺者がここを通る車をあの世へ道づれにしようとしているんだ。」と言われました。
その警察の方と話も終わり帰ろうとしていると「警察の立場上幽霊の仕業とは出来ないから単独事故になっちゃうけど実は私は霊が見えてお世話になっている知り合いに不動明王を祀っている○○院の住職がいるんだけど見てもらうといいよ。」とメモを書いてもらい紹介してもらいました。
後日○○院行きました。
「こんにちは、警察の○○さんの紹介出来ました。」と言うと警察の方が話は通していてくれたみたいでスムーズにお祓いしてもらえることになりました。
お祓い中体が熱くなり私は気を失っていました。
目を覚ますとお祓いは終わっていました。
私はお祓い後話を聞くと「君についていた霊は悪霊で君は寄せ付けやすいよね?しかもつかれたの今回初めてじゃないよね?」と言われました。
私は過去に何度か霊につかれたことがありました。
正直に答えると「君がつかれやすいから君を道づれにしようとしてたみたいだけど君は運がいいね。先祖霊が護ってくれたみたいで死には至らなかったんだね。」と言われました。
お祓い後お礼を言い親と帰っている道中お祓い中私が気を失っていた時の様子を聞くと「殺してやる。消えろ。やめろ。」などと私とは思えない声で叫んでいたらしいです。
以上年末に体験した恐ろしい話でした。
ご視聴ありがとうございました。
作者しん