私は、人が苦手です。
人とは違う眼をしているから…
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shake
「はぁ~………もう5日目ですよ?」
shake
『…………………………』
「余計なお世話なのは解ってはいるんです。だけど皆が迷惑してるんですよ?」
shake
『…………………………』
「貴女もここに縛られてから10年以上たってますよね……もう世間じゃあ伝説級の扱いで……」
shake
『…………………………』
「聞いてますか?」
shake
『……………………煩い』
「私だって貴女の立場なら煩いとは思いますよ?私だってしたくないですよ…」
shake
『……………………………』
「でもですね…貴女が店長の旦那さんに手だすから…」
………
……
…
「私だって5日も噴水の前に座って赤いドレス着た地縛霊なんかと話したくないんですよ!」
………
……
…
「貴女も自分がなにやりたいかも解ってないですよね…一定の男性を見ると触って生気吸いとるだけですよね…」
………
……
…
「お願いだから聞いてください」
『……………………』
shake
shake
shake
『貴女は何?貴女は何?貴女は何?貴女は何?』
shake
shake
shake
赤いドレスの女性は立ち上がると同じセリフを連呼しながら消えて行きました…
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私は店長にミッション失敗の報告する為にお店に連絡をいれます。
「はい…占いの館…シャノアールです」
「あっ…風香さん?」
「棗さん!一週間もお休みしてどうしたんですか?常連の皆さんが心配されてますよ~」
「ごめんね…申し訳ないけど店長いるかな?」
「ちょっと待ってくださいね…」
…
…
…
「お待たせしました。店長出掛けてますね…戻りは夜になるみたいですよ?」
わぁ~タイミングが悪いな…
思わず顔をしかめます。
「だったら申し訳ないけど…説得は失敗です。って伝えてもらえるかな?後、明後日には復帰するからって常連さんには伝えてもらえる?」
「分かりました…だけど伝えるですからね?」
風香さんにお礼を言ってから電話をきりました。
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黒い影が私を見つめています。
最初は普通の地縛霊でした…
長い時の中で人の噂が地縛霊に力を与えます。
長い時は怨みも歪めて存在事態も歪にさせ…
今に至ります。
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店長の旦那さんが大阪への出張で立ち寄った巨大地下街…
乾物や干物の美味しい飲み屋さんや美味しいラーメン屋さん…
素晴らしい場所に存在する噴水広場。
ここに存在する赤いドレスの女性…
この女性は今も怨みを晴らす為に存在しています…
…
…
…
「だけど…襲う人考えないと滅ぼされちゃうよ」
私は黒い影の存在に対して思いながら大阪を後にしました。
作者まー-3
ここの処が食人とか重い歪んだ内容の話が多かったので軽い話を書いてみました。
気に入ってもらえたら嬉しいです。