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短編2
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監視カメラ

これは僕の友達Yから聞いた話です。

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YはSNSをやっていて、食べ物の写真などを投稿していました。

しかしある日、Yは自撮り写真を投稿してしまいました。

しかも自宅で。

その写真には窓の外の風景も写っていて、場所を特定しようと思えばすぐに特定できる条件が揃っていました。

Yによるとその時は会社の同僚とのミニ打ち上げみたいなものをやっていて、酔った状態で撮った写真を投稿してしまったらしいのだ。(本当かどうかは分からない)

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翌日、その写真を投稿してしまっていたことに気付いたYは、すぐにその写真を消しました。

しかし、サーバーから完全に消されることは勿論なく、案の定周りに怪しい女がウロウロしていたみたいです。

投稿した写真に映っていた時計とコメントで家を空けている時間は誰にでも分かってしまう程でした。

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やってしまったと思いながらYは自分の家に監視カメラをつけました。

リビングを撮すように取り付け、それを録画したまま会社に行きました。

会社から帰ってくると家はまったく荒らされている様子はなかったので一安心したといいます。

早速監視カメラで録画していたものを見てみることにしたそうです。

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しかしその画面は暗く、何も映っていませんでした。

1分くらい画面が暗い状態が続いてたそうです。

根気強く見ていると、画面の端のほうから少しだけ光が見えました。

そのまま光の強さは強くなっていき、どんどんと黒いものが遠ざかっていきました。

それとどうじにそれが何なのかも分かってしまったそうです。

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画面から遠ざかっていったそれは、人間の顔だったのです。

口はだらしなく半開きになり、目の焦点は合っていなく通常の人ではないことが一瞬にして分かったそうです。

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そいつは画面から遠ざかるとしばらくカメラを棒立ちして見つめているかと思えば

何を思ったか急に玄関近くの部屋に入っていった。

それからあやつが出てくることはなくビデオは終わった。

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shake

バンッ!!!

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その音とどうじに黒い影が玄関を飛び出していった。

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Yはあまりの恐怖ですぐに布団にうずくまり眠りについたそうだ。

幸いその日はそれ以降なにもなかったらしいが精神が正常に戻るまで会社は行けなかったらしい。

昨晩Yの目の前に現れた女らしき人物は最近までずっと家の周りをウロウロしていた奴なのだろうか。

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