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短編2
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としお君

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私の家には、同居人がいる。

いつからか……

ここには、3年前に引越ししてきた。

親から譲り受けた土地に家を建てたので事故物件ではない。

同居人の名前は、私たち家族は

としお君と読んでいる。

としお君との出会いは、引越しして1年ぐらいしてから

私は、夜勤の仕事もあり、1階で仮眠する事が多かった。

ある日、夜勤前に仮眠と思いウトウトしていた。

すると、

バタン

バタ、バタ、バタ

何の音?

慌てて起きて考える……

誰か2階にいたかな?

いや、子供達は学校の時間

えっ……泥棒……

2階の音を確認する。やはり、足音が聞こえる……

怖いけど、2階を確認しないと!

誰もいない……

そんな日が続いていた。

もしかして、屋根裏とかに動物?

ある日、上の子供が起きないので、起こしに部屋に入ると……誰かの視線を感じる……

クローゼットからだ……そっと目で確認すると

白黒の男の子……体操座り……

見なかった事にしよう……

その日から、度々、2階にその男の子を目撃してしまう。昼間の足音も変わらない……

ある日、家族で1階にいると、またも2階から足音が……

皆で顔を合わせた。

子供から、最近足音が……と話がある。

もう1人の子供も居るよね…と

私は、怖がらせてはいけないと、子供達には話して無かったが、子供達にもわかるんだと思った。

その男の子は、小学生の低学年ぐらいでベッドの上や隙間やクローゼットで目撃されていた……

そして、家族会議で悪さをしないなら無視をしておこう。

名前は、としお君としよう。

そして、今も多分、同居している……

時折、誰もいない2階から足音が聞こえるから

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