wallpaper:93
これは、私が20年前ぐらいの体験です。
ある日、友達が知り合いと心霊スポットに行くけど行く?と言われ一緒に行った時の事です。
車で心霊スポットで有名な犬鳴峠に行く事になりました。
季節は夏、私は
あー嫌だけど、友達にノリが悪いと言われたくないし……車から降りないなら大丈夫だろう……そんな感じで行ったのを覚えています。
4人で車で目的地へ
私は、助手席に座り行きました。
犬鳴峠のトンネルに着いた時、
やはり夏休みだけあって、若い子がいっぱいで騒いでいます。
新トンネルの入口にも
旧トンネルの周りにも……
友達も、拍子抜けして車から降りずに帰る事に……
車の中では、友達が
最悪ーあんなに人がいたらねー みたいな会話をしています。
来た道を戻る事になり、ほっとしていました。
すると、後ろに車が…
ベタずけで、ハイビーム
助手席のミラーからも確認して最悪だと思いました。
友達は、黙っている子やトンネルがつまらなかったなど話していますが、
後ろの迷惑な車の話にはなりません。
当たり前なのかな?などと、おもっていたら
公衆電話がふと目に入りました。
?
女の人がいる……
1人?
あー置いて行かれたのかな
大丈夫かな?
でも、車の中ではそんな話にもならず、今から何をする?など話していました。
相変わらず、後ろの車のライトが眩しく
私は、なんだかなと思っていました。
しばらくすると、ようやく後ろの車が離れてくれて
ライトも見えなくなりました。
ほっとして、友達に
あれ、なに! ひどい車だったね!と話しました……
?
友達は、は?
後ろの車、平気だったの?と言うと……
他の3人は顔を見合わせ
不思議な顔をしています。
そして、運転してくれていた友達から、後ろには1台も車はいなかったよと……
私は、騙されてる!と思い
車の形や色を言いましたが、皆不思議な顔をするばかりです。
なので、途中の公衆電話の所に女の人がいた事を伝えると……
誰もいなかったと……
その後、皆で怖い〜と帰りましたが、
あれがなんだったのかは、わかりませんが
もう、二度と近づかない場所となりました。
作者なな