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「パワースポットなんかじゃないよ」

中編3
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「パワースポットなんかじゃないよ」

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神奈川県だとしか言えないけれど、高尾山に行った帰りに同行者に教えてもらった場所があります。

近くに大きな川が流れてて、そこの本当に小さな支流の奥がパワースポットだと。

滝もありその手前には祠もあるんですが、人もいないその場所がなんとなく気に入って、毎週くらいにように通ってました。

祠もちゃんと御供していないようだったし、榊やお神酒やお供え物も持参してお参りしてたんです。

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しばらくたってから神社巡りで所縁のある知り合いから連絡があって、神奈川の某有名神社にお参りに伺うので、久しぶりに会いませんかと誘われました。

私にとっても一番信心してる神社だったので誘ってくださったのですが、女性お二人なのですが二人とも六感のとても優れた方たちで、私とその神社の繋がりを視えてるらしく、ご一緒にってなったのです。

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その某神社で有意義なお参りをご一緒し、別館のレストランでお食事をしてる時に、そのお気に入りの支流のお話をしたんです。

「もしよければ、車で行ける場所なのでご覧になっていただけませんか?」とお願いしましたら、行っていただけることになったんです。

私としては見つけた穴場を共有出来たらとの思いで誘ったのですが、お二人には違う思惑だったのです・・・。

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外環道を通りインターを降りてからの車中、お二人とも何もお話をしないのです。

その時点でひょっとしてまずい場所なのかなと感じ始めましたが、現場に到着し祠を見た瞬間、「ダメ!!見れない!!」と踵を返して離れるよう諭されました。

もう一人の方が念のために滝も視てみようと仰っていただき、私と二人で見に行ったのですが、開口一番、「〇〇さん、ここはパワースポットとは真逆で、エネルギーを吸い取る場所ですよ!」と教えられました。

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詳しい話は車中で話すからということでその場を離れましたが、詳細を聞いてぞっとしました。

曰く、祠には古くから比較的新しいのも合わせて、沢山の霊が軍団化していたそうです。

その霊軍達がお二人に「こいつに余計なことを言うな!」「お前たちは立ち去れ!」って威圧してきたそうです。

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ようは能天気な私が祠に供え物をすることが、そいつらにはありがたかったんでしょう。

「輩の集団なようなものですよ!」って言われました。

その説明をされてる最中も、ずっと喚いてるって言ってました。

お連れしたことを申し訳ないと詫びましたら、お二人とも、「私たちは憑かれることはないから大丈夫ですよ!」とのことでした。

ですが私はあのまま通っていたら、いい方向には行かなかったはずですよとのことでした。

心霊スポット巡りという陰気な行動での結果ではないから、もうそこに出向くこともなく自分にとっての氏神様や信心してる神社に日々お参りすることで、そこの因果を断ち切れたように思います。

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あれから3年経ったので、初めてこういったサイトに投稿しました。

場所はあえて記載しませんが、キャンプ場のある川の支流で、ひと山向こう側は自殺と心霊スポットで有名な橋のあるダム湖です。

比較的新しい霊はきっとその辺りからのなのかな。

その土地はネットではあまり出ていないけど、刑場があったとか合戦のあった戦場のあった土地らしいから、古いのはきっとその霊なんでしょうね。

壮絶な殺され方をされただろう霊と、お二人は仰ってましたから・・・。

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あれから調べたのですが、ひとつに方角だと思います。
神社は日の出方向か(東向き)か、南向きに向いていないといけません。
陽の自然エネルギーを蓄える為なんでしょうね。
そこの祠は後から思えば西向きでした。
滝も岩壁に囲まれ日が当たらず、向きも西向きでしたから共に陰の方角でした。
それにその土地の歴史や磁力の影響もあるのではないでしょうか!
それから古い祠とかお堂は、陰の方角にある場合はちょっと遠慮するようにしました。

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