中編3
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ストーカー

心霊系の怖い話ではないのですが、、

数年前付き合ってた10歳上の元カレ。

タイトルどおり、

ストーカー被害にあった。

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自然消滅を狙った私も悪いのだけど

私的にものすごく怖い思いをさせられました。

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ラインや電話をスルーするようになって

2週間ほどたった 金曜日の夜。

私はマンションに一人暮らしをしているのですが

仕事で汗だくになったその日

リビングには行かず

玄関を入ってすぐ左手にあるお風呂場だけに

灯をつけて シャワーを浴びていました。

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お風呂を出て 身体を拭きながら

リビングの電気をつけて

髪を拭いていると

元カレからラインが。

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そのままスルーして

あとで通知画面だけみて確認しようと思い

放置してました。

すると、

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ピンポーン。

インターホンが鳴りました。

元々、一人暮らしなので

宅配便の予定がない限り

不用意に出ることはありませんでしたが

何よりものすごく嫌な予感がして

着替えも途中のまま固まってしまいました。

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何度も何度も鳴らされる

インターホン。

携帯を見ると画面いっぱいに

元カレからの通知が。

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見なくてもわかる。

今、扉の外にいるのは

間違いなく元カレだ。

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通知画面を見てみると、、

「会って話がしたい」

「今から行く」

「今インターホン鳴らしてる」

「家に居てるのはわかっている」

「居留守使うな」

等々、連続で送られてきてました。

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怖くて怖くて息を潜めてやり過ごそうとしました。

が、

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sound:14

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今度は扉を激しく叩きだし、

『○○子!家にいるんだろ』

『居るのはわかってるんだぞ!!』

『○○子!○○子!○○子!!!!』

と叫びだしました。

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完全に腰を抜かしてしまって震える私。

元カレは叫びながら

電話とラインを絶えず入れてきます

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30分くらい それが続いたあと

扉の外から音がしなくなり、

スマホへの着信やラインも止まりました。

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でも、もしかしたら

まだ外で息を殺して

中を伺ってるかもしれないと思うと怖くて

髪も乾かさず、洗濯もせず

お酒を流し込んで無理矢理寝ました。

多分、部屋の明かりを確認して

私のもとへ 突撃してきたのでしょうから

電気もつけたまま、、

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sound:1

翌朝、

前日早く寝過ぎたせいで

早朝に目が覚めました。

さすがに元カレも帰っているだろうど

洗濯をするためにベランダのドアをあけました。

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ふと、道路に目をやると

見覚えのあるシルバーの車が、、、

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『ヒッ!』

人って本当に怖いと

映画みたいな声がでるんですね 笑

昨日の夕方から ずっと私のマンションの前に

貼り付いてたみたいで、、

それに気づいて本気で失神するかと思いました 笑

もう洗濯もせずに そのまま

土日は引きこもりました。

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月曜の朝、

おそるおそる 外を見てみると

さすがに車は止まっていませんでしたが

しばらくは怖くて

金曜日の夜は部屋に帰らず

実家に泊まりに帰ってました。

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それから、部屋に突撃される事はありませんでしたが、

ラインはブロック、

着信拒否もして引っ越しました。

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元カレは結構サバサバしていて

そんな事をするようには見えなかったのですが、、

まあ 元カレの気持ちを考えず

自然消滅を狙った私がバカでしたが

めちゃくちゃ怖い体験でした。

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