子供の頃に体験した話です。
小さいころ住んでいた団地の近くの公園で遊んでいたとき、私は腹痛で公園内にある公衆トイレの個室に入りました。トイレは全く掃除がいきとどいていなくて汚かったです。個室の壁にはたくさんの落書きがありました。難しい感じや意味不明の図形が書かれていて、当時の私は全く意味がわかりませんでしたが、今になって思えば、卑猥な内容がたくさん書かれていたんだとおもいます。私がふんばっていると、キュッキュッキュッと音がしました。音がする方を見ると、トイレの壁だったのですが、壁には「こんにちは」と書かれていました。私は床に落ちていたペンでその下に矢印を書いてから「こんにちは」と書いて個室から出ました。
次の日もお腹が弱い私は腹痛で同じトイレの個室に入りました。私がふんばると、キュキュキュと音がしました。音がする方を見ると、私が昨日「こんにちは」と書いたその下に矢印が書かれていて、その下に「あそぼうよ どこにすんでるの?」と書かれていました。私はその下に矢印を書き、同じ団地の下の階のおばあさんの部屋番号を書いて個室から出ました。
また次の日もお腹がゆるゆるな私は腹痛で同じトイレの個室に入ろうとドアを開けると、下の階のおばあさんが便器に顔を突っ込んだ状態で死んでいました。
キュキュキュと音がしたので、音がする方を見ると、私が書いたおばあさんの部屋番号の下に矢印が書かれていて、その下にこう書いてありました。
「うそつき」
作者幽霊部員