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猫みたいな女の子と温泉に行った話

短編2
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猫みたいな女の子と温泉に行った話

俺は昨日猫みたいな女の子と一緒に温泉に行った。

温泉って言っても小さな旅館みたいな感じだけどね。

俺は免許取り立てだから、自慢の車で一緒に行った。

「おぉ、小さいとはいえ中々いい感じだね。」

「そうだねご主人」

そんな感じでワイワイしながら旅館に入った。

「2名様……です、ね?」

「はい。?どうかしましたか?」

「隣の方は……」

「あ、彼女です。」

「そうでしたか!今カップルやお付き合いしてる方と来ていただいたら半額やってるんです!」

「そうなんですか‼ありがとうございます!」

「やったねご主人!」

「そうだね!」

「ではお部屋の方案内致します。」

俺たちは部屋に向かった。

「ではごゆっくり。」

そう言われ、部屋を見渡すとけっこう中はボロ

「さて、なにしようか。風呂…はまだ早いよな」

「ねぇねぇご主人遊ぼうよ。」

「なにして?」

「じゃれあい」

旅館に来てまでじゃれあいかよ

まぁたまには付き合ってやるか。

1時間くらい経って

「風呂はいるか。」

「うん!一緒に入りたい」

「混浴??」

正直恥ずかしい。もし誰か入ってたらどうするんだ。

「混浴はやめようよ。家帰ったらいいよ。」

「やだ、やだご主人と入る~!!」

「わがまま言うな。我慢して」

「………ご主人……お願い。いっ、じょに入りたい、よぉ」

半泣きになりはじめた。やばい涙には負ける

「分かった分かった。」

仕方なく一緒に入ることにした。

「えへへ、ご主人どこ見てるの?」

「見、見てねぇよ」

全く……

「うわっめっちゃ熱い。いやだぁ。すごい熱い。」

文句を言いながら入ったら

「文句ばかり言ってるとかっちゃくよ」

「ご、ごめんごめん」

怒られた。

10分ぐらい経った

「ガラガラガラ」

誰か入ってきた。

「やべっ誰か入ってきた。どうしよ。」

「大丈夫だよご主人。多分他のカップルだよ。」

しかしいつまで経っても来ない。

俺たちは怖くなってそそくさと風呂から上がった。

「ご主人……これ」

「えっ………お札」

天井の角にお札が貼ってあった。

俺たちは逃げるように会計を済まして逃げ帰った。

後々調べたがあの旅館で男性が首吊り自殺したそうだ。

幽霊も怖いけど彼女も怖い……

何て言ったら殺されるからね。

とにかくとても怖かったです。

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