みにゃが襲いかかってきた異変からけっこう経ち
俺とみにゃもそんなことは忘れかけていた。
けど、まさかあんなことになるなんて………
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先輩「よぉ、久しぶりだなユート。
お、その後ろにくっついてる奴はユートの彼女か?」
俺「はい!そうです。」
先輩「大切にしてやれよ。目指すは結婚だな笑」
この人は俺の高校からの先輩でよくやんちゃをしていた不良みたいな先輩だった。
今は改心して一流企業に勤めるほどだった。
先輩「さてさて、今回は俺の奢りだからたくさん食って良いからな!」
俺「ありがとうございます!」
みにゃ「………グルル」
俺たちはカラオケに行った。
部屋に入りそれぞれ注文をするときがきた。
俺「俺から揚げ~🎵」
先輩「俺枝豆~🎵」
俺「みにゃは何がいい?」
みにゃ「…………」
みにゃはなにも答えなかった。
俺「どうした?元気出して行こうぜ!」
俺は少しハイテンションだった。
先輩「…………?」
俺「さぁて、音の調節でもしよ。」
みにゃ「グルルルルルルウガァァァー!!!」
先輩「ユート!危ない!!」
俺「へ?」
ドガァアァ………
みにゃ「グルルルルルル」
俺「せ、先輩?」
先輩「う、うぅうぅぅ」
俺「みにゃ!先輩から離れろ!」
みにゃ「グルルルルルル………」
この前より凶暴さが増している。
俺「みにゃ……頼むからやめてくれ。
俺の彼女だろ?頼む人が悲しむようなことをするな。
お前は優しいやつだろ。猫耳だってついてるだろ。
猫は人を襲ったりしない。
噛みつくことはあると思うけどそんな大きい怪我をさせることないだろ。襲うなら俺だけを襲え!」
みにゃ「グルルルルルル…………ウガァァァー!!!」
先輩「ユ、ユート……に、げろ」
みにゃは俺めがけて鋭い爪を降り下ろした。
俺「っ!!」
みにゃ「ご、しゅ、じん。」
俺「……え、み、みにゃ。」
みにゃ「私……悪い子だから捨てて……
もう、体が言うこと聞かないの……もう傷つけたくない……
だから……捨てて。」
俺「………ばか…」
みにゃ「?」
俺「馬鹿なこと言うんじゃねぇよ。
あの日お互い誓ったろう。ずっと一緒って。
お前がどんなに人を傷つけようとしても俺が守る。
そのお前の中にいる何かを取ってしまえば……」
みにゃ「………なんで、なんでそんなにご主人は私を大事にするの?なんでそんなに優しいの?
なんでそんなに私の事を気にするの?」
俺「…………なんでもなにも…
俺はみにゃが大好きだし、そのままみにゃを手放したら一生後悔する。
あの吸血鬼も仲間になった。
みにゃと遊ぶのが楽しいって言ってた。
つまり、どういうことかというと……
俺はみにゃが大好きなんだよ!
この先またこんなことがあるかもしれないけど……
それでも俺が何とかする!。
だから……安心して」
みにゃ「クスクス」
ユート「?なんで笑ってるんだ。」
みにゃ「ドッキリ大成功にゃあぁあん!!」
ユート「???×100」
先輩「ハハハハハハハハハ!ユートカッコいいな!」
俺「ド、ド、ドッキリ??」
みにゃ「そうにゃあぁん。ご主人はドッキリなんて引っかからないってこの前言ってたから本当かどうか試したんだにゃあぁん。
魔力はだんだん弱まってきてるから多分もうないにゃあぁん。」
ユート「これはやりすぎだろ。
みにゃの牙もとに戻ってないから尚更引っ掛かるよ!」
先輩「ハハハ!ごめんごめん。
気づかなかったか?これが本当なら監視カメラで店員さん来るだろ。」
俺「あっ。」
みにゃ「にゃははははは」
俺「絶対仕返ししてやるから。
覚悟しとけ……」
先輩「怖い……」
みにゃ「ご主人目が赤いにゃん」
俺「俺の目が赤くなるなんて滅多にないがな…」
作者ユート
はい。お久しぶりです。
どうやら ドッキリだったようで……
やられました。
俺の目が赤くなる理由は……また後程………