これは、去年の夏の体験です。この日、友達二人と3人でプールに行きました。私達3人は、大満足で帰る所でした。帰りに乗ったバスは、無人でした。勿論、運転主はいますよ。私達は、「ラッキー♪」や「独り、否、3人占め?だー!」など、それぞれ喜びました。
それから、目的地(?)まで、私達以外の乗客者は1人も来ないで迎えました。降りた時、私は2人乗るのが見えました。
1人は若い男性で、ポロシャツにジーンズ、高そうな時計をつけていました。もう1人は老人で、帽子に丸眼鏡、夏には珍しいジャンパーを着てました。それで、私は「今度は2人かぁ…」と思ってました。降りた時、1人の友達が「さっきの人、いいよねー」と言いました。もう1人の友達も頷きました。意味がわからない私は、「どこら辺がいいの?」
と二人に聞いたら、こう言われました。「だって、次の人は1人だったじゃん?」と。でも、私が見たのは2人でした。なので、え?「若い人と、お爺さんでしょ?」と言ったら、「何言ってるの?おじいさん?」と、1人に返されました。もう1人も頷いてました。その時出発したバスを見ると、そこに老人の姿はありませんでした。
作者rona
ここまで読んでいただき、有難う御座います。この話は「あった」だけなのであまり怖くないと思います。でも、「生きてる人間と見分けがつかないような霊もいる」と考えるのはどうでしょう。もしかしたら前に、霊とは知らずにすれ違ってしまった人も中に入るかもしれませんよ。