shake
信号待ちをしていたら、
少し離れた右隣から「にらめっこしましょ♪
にらめっこしましょ♪」
と聞こえてきた。
子供をあやしてるのかな?
と、あまり気にしてなかった。
しばらくすると横から「にらめっこしましょ♪」
と聞こえたので振り向くと
白髪のお爺さんが、
自身のほっぺを人差し指で
交互に抑えながら
「にらめっこしましょ♪×10」
と歌いながら私の顔を覗き込むかのように見てきた。
私は怖くなりすぐに前を向いたが、
その白髪のお爺さんは、何度も
「にらめっこしましょ♪にらめっこしましょ♪」
と歌っていた。
信号は赤だったがその場から
早く立ち去りたかったので
いけないこととわかりつつ
信号無視をしてその場を去った。
白髪のお爺さんはなにがしたのだろうか?
作者酔隨落楽節
実際に体験した話です。