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気付くと私はまたこちら側の世界に来ていた こちら側はほとんど人間がいない
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現実世界でも新型ウイルスが猛威を奮っているがこちらの世界は10年ほど前に何かが起こり九割方、人間は消え去ってしまったようだ…
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町並みは昭和時代のようだが科学や技術ははるかに進んでいるようで各所で自動化機械化が行われ人力で整備する必要がないようだった
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ちなみに今いる場所は田舎の僻地で私は無人飲食店でカレーとラーメンを食べながら期限切れのビールをあおっているくたびれた中高年男性である
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気象調整がなされた青空を見上げながらふと何故人類が消え去ったのか調べたくなり元の世界での勤務先でもある役所を訪問してみる事にした
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無人で周回する朽ちた公営バスに乗り込みしばらく揺られる… 軽く酔いが回った私は気まぐれに役所前に降り市営図書館に入った
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新聞の原本等閲覧する気であったが瓶ビールを4本あおった私は判断覚束なく郷戸資料の部所で本を山積みしてしまう 数冊目を通すうち眠ってしまう…
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気付くと私は現実世界の方に戻ったようで駅のベンチで目覚めた
発車寸前の電車に転がるように乗り込む私
危険な乗車はご遠慮~のアナウンスを聞きながら今晩の妻への言い訳を考えるのであった
作者6