これも昔の話で、やはり兵庫県での体験です。
一番の恐怖体験だったと思っています。
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この話は、文字を入力中頭が痛くなるし、運が悪くなるしで、鬱な気分になります。
霊症?とかいうやつなのかな~と思ったんですが。どうなんだか・・(何でも霊のせいにする)
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この文章を読んでいて、気分が悪くなったり、また運が非常に悪くなったら、お祓いなど行った方が良いかもしれない。
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当時は、父親の車で意味もなくドライブするのが好きで、よく仲間と出掛けていました。
その日も夜に、ロイホで二人の仲間、YとKでドライブに行こうと話し合い、Yが六甲山は飽きたし今日は日本H公園という所に行ってみないかと、場所の提案をしてきたんです。
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六甲山より遠そうだけど、僕とKは時間を持て余してたし、特に行きたい所がなかった為、今日はそこに行こうと同意し、ドライブに行くことにしました。
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話しがまとまったので、3人でロイホを出て、父親の車に乗り込んだんですが、僕が運転席でYが助手席、Kは後部席に座ります。
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国道からスタートして、快適なドライブでしたが、元々出発したのが遅かった為、S市近くまで来たのが、夜の10時頃だったと思います。
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やがて車を走らせていたら、唐突にYがあっち確か近道やでと、ある高速入口の下にあった道を指差しました。(地元の人しか使わないんじゃないかと思われる、山道でした)
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僕はそうなん?近道ならと、その道に進路を変えて入りました。
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初めて通る暗い山道だったので、低速で運転してたんですが、何というか気味が悪くて、しかも道幅が狭くなってきて、アスファルトも割れて草が生えてるみたいでした。
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そして30分くらい走った所でしょうか、変なものを目撃する事になります?
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夜の山道、そこの周りは竹林に囲まれていましたが、その道の真ん中に、なにやら丸いボールらしき物が、上下をフワフワと漂っているのが見えたんです。
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僕はそれが見えた時、恐怖心は無く、それよりもなんだか西部劇の映画でよく見る、荒野に転がっていくワラの塊のような物が、道を上下に浮いている?
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あれが、なんで山の中にあるんだろう? と、ぼんやり思った程度だったんです。 (ボーッとしてました)
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やがて車が低速で進む中、ヘッドライトで照らされた時に、それがなんなのかハッキリと見えました。
shake
人の顔!幾つもの顔、それが1つの塊になって空中に浮いてたんです!
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うあ!そんな声を僕は出して、あれを見たら当然ですが、YとKも、うおっ!?と驚きの声を出していました。皆見えてる? 幻じゃない!?
僕は突然の事にパニックになってしまい、ブレーキをかけることができず、車は前に進んで行きます。
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当然そのまま車が進めば、顔はフロントガラスに当たる……はずなのに、顔はフロントガラスをスーツと突き抜けて、車内に入り、真っ直ぐ車の中央を進んで、そのまま後部座席のリアガラスを突き抜けて過ぎ去って行きました・・・
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少し進んだ所で、僕は震える足をなんとか動かし、車を停車してから、今のなんや!?みんな、あれ見たやろ!と声を上げました!
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Y(ああ……、この世にフロントガラス割らずに、突き抜けれる物質が存在するんか?)
K(いや、物質じゃないやろ!あんなん初めて見たわ) 等の会話を三人で散々した後、僕らはもうドライブなど、怖くてどうでもよくなったので、その道を少し進んだ先にあった分岐点を左折。
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車線を変更し、地元に帰ろうと反対方向に進んで行き、そして僕らは散々道に迷いながらも、なんとか運良く、無事に地元に帰ることができました。
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地元に着いてからは、友達を送る為にまずKの自宅に向かい、到着後に別れて、次にYの自宅に向かって行きました。
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そして、次にYの家に着いたんですが、深夜だというのにYのお母さんが家から出てきて、凄い剣幕であんたらなに連れてきたの!?
shake
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と怒鳴られ、僕とYは勢いよく塩を浴びせられて、塩まみれにされました……。
これもショッキングでした・・
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これは後日談ですが、Kと会う機会があり、あの顔の話しをしましたが、あの顔の塊、年寄りや女の色んな顔付いてたよな?みたいなことを、僕が話すと、Kはガクガクと本気で怖がってます。
理由を聞くと、Kはあの日飛んできた顔は、俺の体を突き抜けやがった、信じられんかったわ、そう話しました。
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ハッとしました!そういえば、Kは後部席から身を乗り出して、運転席と助手席の間から会話をしてた。顔はほぼ、フロントガラスの真ん中から真っすぐに、後ろに向かったから、接触の瞬間は見れなかったけど、顔達がKに向かったのは確かだ。
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Kが僕以上に怖がるのも無理ないなと思い、この話はその後タブーとなります。
それから1年後に、Kは心臓の病の為に、長く入院する事になる。以後病院に通いづめらしいです(元々心臓に持病があるのは聞いていたので、顔のせいではないと思いたい)
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今現在、あの道の辺りは物凄く開発されていて、ベッドタウンとか言われてます。
なので道はどこなのか、ハッキリとわかりません。
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場所がわかっても二度と行きませんけど、あんなのは流石に懲りましたから・・
結局あれは、幻?幽霊?幻覚後の集団パニック?
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僕はそんなものではなくて、何だかもっと禍々しい妖怪みたいな感じがしたんですが、皆さんはどう思われましたか?
何だったんでしょうか?
作者N.K
また、Yと一緒に体験した話です。
今思えば、彼のせいでこんな体験したんじゃないの?
と疑ってしまいます。
なんせYと付き合いが切れた後は、そんな存在ハッキリと見ませんから。