私の母親から聞いた心霊体験です。
母親と伯母が小学生の時、近所で火事が起きてたくさんの消防車が駆けつけてきたので興味本位で家の2階にある部屋の窓から火事の様子をしばらく見ていたそうです。
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サイレンの音が鳴り響く中、母親は1人の男が立っているのが見えたそうです。
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その男は全身黒い服でまるで火傷の痕が身体にあったように肌が傷だらけだったそうです。
母親は伯母にもそれを伝えたところ伯母も気付いたようで2人でその男を凝視したところ
その男はいるはずのないところに立っていたそうです。
火事現場の近くの家には目立つような屋根があるのですが、その屋根の上に立っていたらしく、慌ただしく消防士が消火活動をする中、誰もその男の存在には気付いていなかったそうです。
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そしてその男は、火事現場の方を眺めながらニタニタ笑うような表情を浮かべており、その表情は全く変わる気配を見せず、ただひたすら気持ち悪かったそうです。
母親は、放火魔か幽霊か分からないと言っていましたがとても怖い思いをしたと教えてくれました。
作者まろ