短編1
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まだつづいてた

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23:↓名無し:23/03/15(水) 16:38:27 ID:6krA1

まだつづいてた

鬼ゴッコをしていてマンホールに逃げ込んだ女の子がいたから側にあった倉庫を倒して蓋をし出られなくした。

その日はそのまま家に帰った。

これを思い出したのがその10年後。

確か私の閉じ込めた女の子は行方不明になっていたと思う。

もしかして自分のせいなんだろうか?

例のマンホールに行ってみるとあの日と変わらず倉庫は倒れたままだった。

倉庫をどかしてマンホールをバールで開いた。

中はもぬけの空だった。

どこか別の出口を見つけたのだろうか?

下水の中に入ってみる。

持ってきた懐中電灯で奥を照らしてみた。

錆びて赤茶けた壁の隅の方から何かコリコリと音がする・・・ネズミだろうか?

○子ちゃん?

隅に懐中電灯の光を向け試しに行方不明の女の子の名前を呼んでみた。

その瞬間壁が動いた!

いや、壁の中に潜んでいた何者かが振り向いたと言うべきか?

それは赤黒い猿とでも言うべき何かだった。

赤黒い猿は一心不乱にネズミの骨を齧っていた・・・

24:↓名無し:23/03/15(水) 16:40:04 ID:6krA1

こちらが入り口へ走るより先に猿は飛び掛かって来た。

や・・・まだ・・・くんつか・・・まえた

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