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短編1
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おぶった赤ん坊

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夕暮れ時、暗くなった道を母親が一人で歩いていた。

一向に泣き止まない赤ん坊をおぶってあやしながら。

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ふと気が付けば、背中が妙に重く感じる。

shake

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振り返ると、おぶった赤ん坊が、四年前に自殺した姑に変わっていた。

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驚いた母親は、夢中で走り出した。

一体どれだけ走っただろうか。

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ふと気が付けば、背中が妙に軽く感じる。

shake

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振り返ると、おぶった赤ん坊が、九年前に自殺した舅に変わっていた。

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