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これは私の実話です。
怖い話と言うよりかは不思議な話に近いです。
現在進行形で続いているため、その都度更新していこうかと思います。
見た方や知った方に呪いが来るなのではありません
今の所相談したかたにもそのようなことは無いので、確実では無いですが気にせずに読んでいただけると嬉しいです。
上にも書いた通り現在進行形なので、まだ私自身わかってない事も多く不明な点ばかりにはなりますが誰か同じような体験や何か分かる方が居ればと思い投稿いたしました。
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私が自分自身の身の回りで起きることに「おかしいな」と異変を感じ始めたのは一昨年の事です。
オカルトや心霊系が好きな私ですが、霊感などは一切なくそのようなものも信じてはいませんでした。
そんな私が17歳の夏の夜に不思議な夢を見ました。
いつも見ている夢とか感覚が違うと感じる夢でした。
匂いもする、風も感じて全てがリアルに感じました。
夢を見てるのではなく、今ここで私が体験していると感じるようなそんな夢でした。
いつものように父親と母親が喧嘩しているそんな光景の中、私はリビングで縮こまり「早く終われ」そう思っていました。
そこに居るのが嫌になり私は自分の部屋に行こうと2階に続く階段を走りました。
階段を上がり廊下に出て、一番端の右にある自分の部屋に向かっていた時、何も無いはずの壁に上に続く階段があったんです。
私は自分の部屋には入らず、何故か「上がらないと」と思い階段を上がりました。
最初は家にあるようなフローリングの床だったんですが、上がるにつれて神社や神宮にあるような木製の赤い階段になっていきました。
景色も月夜が綺麗に照らす大きな山の中になっており、階段の端の方には提灯のような暖かい光が灯っていました。
全て上がり終わった後、そこには昔ながらの日本家屋のような神宮の本殿のような綺麗で大きな建物がありました。
周りは山のはずなのに、そんな山の景色が見えないほどに大きな建物でした。
その家には電気は灯っていなくて真っ暗でしたが私はその家を知らないはずなのに知っているような気持ちになり、その家の扉に手をかけました。
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鍵はかかってなくて何気なくその扉をあけてみました
入った瞬間、一瞬で明かりが灯り暖かい光に包まれました
そしてその光に包まれた瞬間、心地良さと感じたことのある懐かしさが自分の中に流れ込んでくる感覚がしました
何故かその家の中を知ってるかのように走り出してとある部屋へ向かいました
その部屋の扉を開けると、綺麗な着物を着た男性がいました。
中性的な顔をしていて性別は分からなかったんですが、身長の高さや声の感じで勝手に男性だと認識しました
プリズムホワイトのような光の加減によって虹色のように見える色の着物を着ていました。
その着物は光沢があり光っているようも見えたんです。
男性は、腰まであるような長い白髪のようなシルバーのような髪色でした。
扉を開けた私を見るなり「あっ」と声をもらし、驚いたように目を丸くしました
私は直ぐにその男性に飛びつき泣きました
安心感と懐かしさを感じて、めちゃめちゃ泣いてしまいました。
泣きつく私に「また来ちゃったんだね、困ったね」と笑っていました
声とかその男性の雰囲気とか、全てが懐かしくて優しかったんです。
私は泣いているその時も、この家の記憶とこの男性の記憶が流れ込むようにして入ってきていました。
一気に流れ込んでくる情報に追いつけませんでしたが、ただ懐かしさだけ感じているのは分かりました。
「なんで忘れてたんだろう」と伝えればその男性は少し困ったようにまた笑いました。
男性の返事が無いまま、私は思ってることを喋りました
「こんなに大好きだったのに、。本当に久しぶり。ずっと会いたかったよ。忘れたくなかった」と伝えました。
そうすると、その着物の男性は喋り始めました。
聞き覚えのある落ち着く優しい声でした。
父親の声と似てるわけではないですが、父親のような温もりを感じる落ち着く声でした。
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思いが溢れ出して止まらなくて、ずっと泣いてる私の頭を撫でながら「忘れさせたんだよ」と言ってました。
「そうさせたんだ」と。
凄く丁寧な言葉を喋ってました。
驚く私に「君が幼い時のことを覚えていない?」と聞いてきました。
私はなんの事か分からずただ考え込むと、
「その記憶まで消してしまったかな、すまない」
と申し訳なさそうに謝られました
男性は続けて、
「でも君も分かるだろう。君にとって決して良い場所では無い。君の住む世界とはちょっと…違うだろう?」
と言っていました。
そうかもしれないけど、私はずっと忘れたくなかった人を忘れていた事が嫌だったと駄々をこねるように言いました。
不思議なんですがその空間にいると、どんどんと記憶が蘇ってくるんです。
困った困った、と言う男性は、自惚れかもしれないですが嬉しそうにも見えました。
男性は私を気遣って落ち着かせようと
「久しぶりなんだし、少し話そうか」
と座るように言ってきました。
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私は直ぐに座り、自分の今までの人生と大変だったことや辛かった事、楽しかったことをずっと喋ってました
その男性はずっと微笑みながら「うんうん」と頷いて聞いてくれてました。
うんうん、と頷いてくれている間に
「ずっと見守っていたよ」
と言われていた気がしました。
頭に響くような、部屋中に響いてたような、どこからともなく声が聞こえる感じです。
でもその声は確実にその男性の声でした。
その声を聞いた瞬間、やっぱりそうだったんだと何故か思ったのも覚えてます。
一通り喋った後に
「私のことはここからじゃ見えない訳じゃないよね?ここでは1人で暮らしてるの?」
など、他にも質問攻めをしてしまったのを覚えてます。
男性は困ったように考え込んだ後、「どうだろう」と言いました。
説明が難しいみたいで、私に分かりやすく説明しようと沢山頭を働かせてるみたいでした。
私は頭とかは良くない方なので
「難しいことなら説明しなくてもいいよ」と伝えました。
男性は私に丁寧に謝ると「1人でいるよ」と答えられる質問にだけ答えてくれました。
1人でいる、とは言っていましたがその男性の家の中やその男性の周りには、着物を着た沢山の人が居たのを覚えてます。
男の人も女の人もいました。皆私を見ないようになのか若干俯いていたり、目を閉じていたりしていました。
そこに居る皆、優しそうな雰囲気があってとても綺麗な人達でした。
その人達も不思議で、その人たちの顔に重なるようにして動物の顔が見えました。
見たことあるものから、無いものまで沢山いたんです。
私はその事には触れず、「そうなんだ」と頷きました。
暫く話をした後、男性は「もう帰らないと」と私に帰るように促してきました。
私は「帰りたくない、まだここに居たい。忘れたくない」とそれを拒否しました
ここでそれを受け入れてしまうと、忘れさせられるんじゃないか、とか、私の話が嫌だったのかな、とか色々考えて座っていました。
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するとその男性は諦めたのか、なんなのか分かりませんが困ったように笑っていました。
「忘れないよ」と念を押すように言うと、それに対してまた笑っていました。
「そんなふうに思っていてくれたんだね。これはもう、君は運命なんだろうね」
と言ったかと思うと少し悲しそうに頭を撫でられました。
なんでそんな顔をしたのか分かりませんが、その男性の「運命 」って言葉に強く「そうだよ」と思ったのを覚えてます。
男性はまた私に帰るように促して、次は「また来れるんだから」と言っていました。
私はそれを聞いて素直に「わかった」と言って立ち上がり、玄関まで行くことにしました。
玄関まで見送りに来てくれた男性は相変わらず、優しく笑っていました。
家から出るやっぱり、その家には電気がついていなくて人なんて住んで居ないように見えました。
来た時とは違い、周りがもう夜の暗闇から明るくなっていて朝が来たんだと言うことが分かりました。
そしてその時に、ここへ来た時とは違う玄関になっていた事に気がつきました。
見た目は似てるんですが、何か少し違う感じがしてその時に
「今ここを開けても、あの人はいない」
というのもなんとなく分かってました。
その家の玄関の前で佇む私は、なんとなく「この男性は私の事を守る為にここの事を忘れさせたんだ」と分かりました。
急に後ろから母親の声がして、振り返ると砂利道がありその先で私の名前を呼ぶ母親が居ました。
「3日間、どこにいたの。心配してたんだよ」
と泣きつかれました。
私はその時は、母親の言ってる意味がわからなかったのですが直ぐにそれを理解しました
母親は泣きながら
「ここで地震が起きた、貴方は2階に居たはずなのに居なくて。皆避難してるのに、貴方は居なかった。なにか悪いことに巻き込まれたのかと思ったのよ」
と言っていて、私はあの男性が私を守ってくれているんだと言うことを確信的に感じました。
そして、やっぱりあの家の中の空間と外の空間とでは時間の流れも違うんだと分かりました。
家にいた時間は長くても数時間のはずなのに、母親は「3日間行方不明」と言っており、その間に起きた災害の事などから「やっぱり私を守ってくれている」と思いました
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そして母親が
「でもなんでこんな所にいたの?ここは誰も住んでないはずよ」
と言ったその言葉を聞いた瞬間、目が覚めました。
目が覚めた後も、覚えていたので直ぐにメモ用アプリに書き留めました。
紙だとすぐ無くしてしまうだろうからと思い、アプリ3つくらいに書き留めました。
思い出して書き留めている間も、
「大切で大好きな場所や人を忘れていたこと」
が悲しくて切なくて泣きそうになりながらも
「思い出せたこと、もう今は忘れてないこと」「また会えたこと」が嬉しくてたまりませんでした。
今でも思い出す度に懐かしくなり泣きそうになります。
そして不思議なのが、その男性の姿を思い出す度にその男性に重なるようにして何か怖い見た目のものが重なって見えたんです。
でも私の感覚としては、見た目は怖いけれどその人は優しい存在なんだと感じました。
モヤモヤとした明るい光に包まれた何かを思い出すんです。
その男性自体も顔などはハッキリと覚えてるんですが、モヤモヤと強く明るい光が重なっていたよな…とも思うんです。
矛盾してますが、本当にそんな見た目の人でした。
何故か分からないんですが、その人は人間じゃないと思ってしまうんです。
夢の中でもなんとなく、そう感じていました。
その人を思い出すと、夢の中には現れなかったはずのものも一緒に思い浮かんでくるんです。
なんとなく、その男性も自分とは違う存在の子(私)と、住む世界(違う時間の流れ)が違ってそれを危険と感じたから
「二度とここへ来れないよう、忘れさせた」んだと感じました。
そしてその男性が「君が幼い時のこと」と言っていた通り、小さい頃に会った気がしました。
そして私がこの夢を覚えているのもその男性と別れる前に、男性から
「危険だから決して自力で、無理やりにここへ来ないこと」
「ここばかりに来ようとしないこと」
を約束してそれを条件にこの人の存在を忘れない事にしてもらったからなのかな?と思ってます
長文になり、怖い話でもなくなりすみません。
信じない方は信じなくても大丈夫です
そして前日話みたいな話や身の回りで起きた事などの話もあるのですが、興味がある方や時間があればまた書いてみようと思います。
作者実話ちゃん
初めての投稿なので下手で読みにくいかもしれません。
こんなにも、鮮明に思い出せ懐かしく感じる感覚は初めてでした。
夢と言うよりも実際に体験した出来事のような感覚の方が強く、私はこれを単なる夢だとはかんじませんてました。
皆様も、そのような夢を見たことはありますか?