憑いているモノ 見えないモノ 編 #1

中編4
  • 表示切替
  • 使い方

憑いているモノ 見えないモノ 編 #1

これは私が好きになった人や恋愛関係になった人に起こった出来事です。

偶然なのか、はたまた何かの力なのか私にはまだ分かりません。

separator

nextpage

1番幼い頃で覚えているのは、小学校3年生位の頃です。

当時、小学校にある野球クラブに入っていた優しくて誰とでも仲良く出来る幼なじみのK君が私は好きでした。

小さい頃からの仲なのでとても仲が良く男の子とあまり話さない私が唯一話す相手でした。

nextpage

下校時間は幼なじみグループ、A、B、K、そして私の4人グループで帰っていました。

そのまま遊ぶ事も多く、ほぼ毎日のように遊んでいました。

そんな中で理由や流れは忘れてしまったのですが、いつの間にかK君と付き合っていることになっていました。

nextpage

私はただ一方的に好きだったのですが、K君の口からは

「僕たち付き合ってるよ」と言われました。

単純に嬉しかった私は素直に喜んでいたことを覚えています。

ですが付き合っている、と自覚し

「付き合うって何するんだろう」なんてドキドキしていました。

nextpage

小学校低学年の考える「付き合う」なんて、手を繋いだりハグしたり。ですが、私は考えてドキドキして楽しんでいました。

そんなある日、遊んでいると私の従姉妹がやってきました。

それなりに近い位置に住んでいる同い年の従姉妹も、K君の事を気に入っていました。

nextpage

そして従姉妹は「私はK君と付き合っている!」と主張し始めたのです。

そんな訳ないと思っていましたが、K君に聞いてみると

「そうだよ」との返事が。

「2人とは付き合えないんだよ、1人にしないと」と言いましたが、それを理解してないのか困った風にしていました。

nextpage

その頃の私はピュアだったので、それだけで傷ついてしまっていました。

それでも恋愛抜きにして長く一緒に過ごしてきた幼なじみなので一緒に過ごす時間は減ることは無かったです。

そんなある日、また従姉妹を交えてK君と遊ぶ機会がありました。

nextpage

私はそこで仲良くしているK君と従姉妹を見て、

「2人とK君は付き合っているんだ」と考えまた悲しくなりました。

また酷く傷をえぐってしまったんです。

幼いながらに「悲しいな、辛いな」と思ったその直後、

遊びで使っていたバッドが地面に落ちる音と叫び声みたいなものが聞こえてきました。

nextpage

慌てて声のした方へ駆け寄ると、目の辺りから血を流しているK君とその隣には血の着いたバッドが落ちていました。

すぐに、K君にバッドが当たったんだとわかりました。

泣きはしなかったものの、凄く痛そうにしていたK君の事を覚えています。

nextpage

いつもはお遊び用のプラスチックの素材で出来たようなバッドを使うのですが、その日は何故か鉄バッドを持ち出しており

それがたまたま当たった事で怪我してしまったそうです。

「タイミング」が良すぎるだけで、偶然なのかもしれませんが少し気持ち悪く感じたお話です。

separator

次は小学校4年生の頃のお話です。

この頃にはサッカークラブに所属するCを好きになっていました。

明るくてお調子者のCの事を好きなんだと自覚するまでに時間がかかりましたが、好きだと分かったら即行動に移そうとしていました。

nextpage

自覚してすぐに告白の準備をして、呼び出しましたが言葉を準備していなかったせいで何も言わず帰してしまいました。

ただ自分の好意に気づくだけの経験になってしまったのですが、それなら少ししてCは食中毒を起こして暫く学校をお休みしていました。

nextpage

続いて、5年生の頃の話です。

この時は好意があった訳ではないですが、私にちょくちょくイタズラや嫌がらせをしてくるEが居ました。

最初は「うざったい」それだけでしたが、段々とEの事がめんどくさくなり次第に「嫌い」って感情になりました。

nextpage

理由はやっぱり、日々の嫌がらせでした。

相手からしたら嫌がらせではなく、ちょっかいだったりするのでしょうがそれがたまらなく嫌でした。

するとEは暫く経ったある休み時間に木登りをしていました。

nextpage

私はそこをたまたまYと歩いており、ふと木の上からEの声がしたんです。

「うざいな」と思ったその瞬間、ドサッと目の前にEがタイミング良く落ちてきました。

そんな高くもない木で、別に落ちやすい木でも無かったんです。

nextpage

ですが、Eはその木から落ちて暫く動かず声もあげませんでした。

私とYはただ何も言わず見つめていました。

するとEは私たちに「先生を呼んで」とだけ言ってきました。

何を言ってるんだと思っていると

「腕が」とだけ言って何とか足を動かしてその場に座り込みました。

nextpage

その時のEの腕は、手首の骨が完全に外れてしまっていました。

初めて骨折と言うものを間近で見て、皮を突き抜けては無いものの手首から骨がグイッと出ているその光景はとても怖かったです。

separator

今まで起きたことよりも、もっと酷いことが起きることをこの時の私は知りませんでした。

Concrete
コメント怖い
1
1
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ
表示
ネタバレ注意
返信