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中編6
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ほんまに写ってもうた

二回目の投稿になります。

見て下さってる方々ありがとうございます、まだまだ文章力、誤字、脱字等ありますがご容赦ください。

さて本題に入ろうと思います、体験談になります。

高校一年生の時のお話。

僕には19年の離れた兄がいます

いわゆる種違いですが小さい頃から

良く可愛がってくれたと思います。

かなり年が離れているので一緒に住んだ事は

ありません。

今でも仲が良くとても頼り甲斐のある優しい兄です。

僕は母子家庭で育ったので実質気持ちは父に近い

感覚かも知れません。

怒られる時はいつも兄でしたね。

僕の今の趣向も兄を見て育ったからかも知れません。

当時母が体を壊して入院しており、僕も15で

生活力も無く、遊び盛りで家はすぐ散らかるし友人溜まり場的な場所に家がなっていました。

僕も寂しかったのでほぼ毎日誰かがいました。

学校もサボりがちになり朝適当に起きて

再放送の北斗の拳を見てパンだけ焼いて学校に行き、

昼食は渡されているお金から余裕があれば学食、無くなってくると購買のもちもち蒸しパンを一つ。

授業は出たり出なかったり、部活は好きでしたので

部活の時間だけ行く事もしばしば、、。

寂しくて少し荒れていたのかも知れませんね。

夜は兄が迎えに来てくれて兄宅で兄の家族と夕食を食べさせてもらい、少し休憩して兄がまた自宅に送り届けてくれる生活が続いていました。

僕の生活やだらしなさを見て帰りの車中は

度々怒られる事も多く、兄の事は大好きですし

尊敬もしていますがその当時は少しダルいなって

思ったり何よりも怒る兄は怖いのですw

僕は今でも痩せ気味の方ですが兄は体が大きく、運動神経も良く力仕事なのでリンゴを片手で潰せるのを

目の前で見ているのでビビりまくっていました。

それを助手席の嫁さんがまあまあって感じでなだめてくれていました。でも兄貴には一回も手は出された事はなく勝手に僕がビビっていました。

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そんな生活が何ヶ月か続いてある日の帰りの車中

兄はゲゲゲの鬼太郎が大好きでオフ会にもよく参加していたみたいで、水木一郎先生と写っている写真を大切そうに飾っているのを見かけた事があるので相当な熱だったと思います。

そのオフ会で何年か前からあるお寺の住職さんと

仲良くなったらしく、その方から聞いた話を僕に

聞かせてくれました。

ほぼ毎日怒られていたので場を和ませようとその日は

してくれたんでしょう。

僕は兵庫県の出身で○○市の海沿いに兄は住んでいて

僕は山の手の方だったので車でも20分程はかかるでしょうかほぼ毎日有難いですよね、、。

その帰り道にほぼ毎日通る線路に沿っている大通り

の近くに公園があるのですが至って普通の公園で

昼間は子供も多く何も不自然な所はありません。

一度その近くをたまたまその住職さんを家まで送った際に言われたそうです。夜だったそうです。

「あの公園のあの辺の木に子供むっちゃぶら下がって遊んどるわ、むっちゃおるわ」と、、。

お寺の方ですしかなり霊感?というかビンビンな方だったみたいなので普通の顔で言ってたらしく兄も運転ながらに軽くは見たそうですが何も見えなかったの事。

僕も当時から怖い話は好きでしたが帰ったら一人の時もあるので「何で今この話するねん、帰ったらちょっと怖いやんけ、、」と思いつつ「へえ〜っ」とだけ

返事をしました。

帰ると友人が二人ゲームをして遊んでいたので僕は

少しホッとして兄からこんな話を聞いたと友人に話しました。(合鍵の場所は伝えてるので入り放題だったのですw)

するとすぐ食いついてきたのが仮にA君とします

もう一人は少し気の弱いB君とします。

Aは「明日の夜行こや!オトンの良さそうなカメラかりてくるから!Bも行こや!」

Bは「えー俺ちょっと怖いな、、」と言いつつも顔は興味津々でした。

僕も若気の至りか行こ行こって乗り気でした。

その事が起こってからは絶対に遊び半分では行きませんし近づきもしなくなりました、、。

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wallpaper:5664

翌日、兄には今日は夕飯は大丈夫と言って、

Aと何故か着いてきたAの彼女とBと四人でチャリで

その公園に向かいました。

公園は敷地がけっこう広く、木と言っても何十本も

あったので僕達はとりあえず木という木をAのカメラで撮っていきました。

Aが僕に「どこの木や、お前何か見える?」

僕も「いや、わからんし多すぎやろ」と答えましたが

一本だけ、いや誰が見てもわかるかな、大きい木が

二本並んでいて僕はその内一本が気になってました。

「あの大きい木、何枚か撮ってそれでもう帰ろや何も見えんし」と皆んなに伝えてみんなも「そやな、帰ろか寒いしつまらん」と愚痴りつつその日はそれぞれ帰宅しました。帰り際にAが「Aが一応現像明日出しに行くから割り勘な!」と言ってきてので僕も「わかった」と言って別れました。この時は皆んなどうせなんもないやろと思っていました。

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翌々日、、。

ピンポンピンポンピンポンガンガンガン!!

自宅のチャイムの連打と殴打で僕は目が覚めて

「うるさいな誰やねんしばいたろか」とキレつつ

ドアを開けると顔面蒼白のAが立っていました。

ただならぬ様子を感じましたしAのそんな顔は

いつも陽気で活発なAでは無かったし今までそんな顔は見た事なかったので僕もキレる気も起きませんでしたしむしろ心配になりました。

「とりあえず見て」とAは現像してきた写真を取り出して僕に渡しました。

かなりの枚数を撮ったので分厚くて、30枚程はあったでしょうか一枚一枚確認していきました。

すると様子がおかしいというか、変やなって思う

写真を五枚ほど見つけました、、。

まずその内三枚にオレンジ?赤っぽくも見えるモヤがかかっている写真を見つけて僕は

「変やな、夜やしAの親父さんのええカメラで撮ってるからちゃんと風景映るはずやんな?」と話しながらAを見ました。Aは何も答えず震えていました、、。

最後の二枚、気になると思った大きいきの二枚、、

僕は勉強は全然できませんでしたがある不自然な点に気付きました、、。

「あれ?木の枝って普通こんな下向きに伸びひんよな?何でやろ」と思ってよく見ると、、

「うわっっ!」と思わず声をあげました

その下向きに伸びた枝(数十本)全てが人の手が

鷲掴みにするような手だったのです、、。

するとAが「まだおるよう見てみい、、」と

言ったのでよく見ると古めかしい子供が笑って

木の上で遊んでこっちを見ている、何人も、、。

僕は底からゾッとしました、、

Aと目が合い「やばいな、、どうしようこれ、、」

と二人で話し合っていると、、

ピンポン!というか音に僕達はビクッとなり

恐る恐る出るとAの彼女とBでした。

Aがメールで呼んでたみたいです。

写真を見たAの彼女は悲鳴をあげ、BはAより真っ白な顔をしてガタガタ震えていました。

四人で相談してお祓いをしてもらおうということに

なり、僕は兄の友人の住職さんにお願いできないかと相談しました。 

兄にも見せましたが、「うわーほんまや心霊写真なんか初めて見たわ」と言ってなんなら少し笑っていたので「何でこの人笑えんねん」と僕は少し呆れて、尊敬して、安心したのは良く覚えています。

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後日兄が写真を持って相談に行った所、その住職さんも笑っていたとの事です、、。

住職さんが言うには「昔ここで何があって、何が建ってたりだったのかは俺にもわからんけど、特に悪い気は感じひんし一応経あげて預かるわ」と写真は預かってもらいました、、。

その話を聞いて僕は一安心はしましたが

いやいや二人とも何で笑えるねんこっちは震えあがってテンパっててんぞと兄に初めて少しキレましたが兄は「すまんすまん」とクシャッと今度はニヤけるとかじゃなく爆笑していて僕も釣られて笑ってしまいました。

その事をA達に話すと安心した後キレてましたねw

僕は先に知っていたので笑っていましたが、、

今回のお話は以上となります

背景画像を載せると思い出して怖くなってしまうので

皆様のご想像にお任せしたいと思います。

長くなりましたが今回も見てくれた方

ありがとうございます。

宜しければご感想、こうした方がもっと怖いよとか

ご意見頂ければ幸いです。

それではお休みなさい皆様良き夢を、、。

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