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短編2
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犬の散歩1

10年前の話を投稿しようと思います。

初めての投稿ですので、読みづらい部分もありますがご了承ください。

※最初に、話に登場する家族の情報ををお伝えします。

母、私、弟、妹、祖母、叔母です。

このうち、弟と祖母は霊感があります。

10年前、私は家庭の事情で母方の祖母の家にお世話になっていました。

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祖母の家では柴犬を飼っており、夜7時頃から散歩に行くのが日課でした。

いつもは、叔母と弟と一緒に3人で散歩に行くのですが、その日は私1人で行くことになりました。

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散歩のコースは決まっていて、1時間もかからない程度の距離なのですが、1人の時に限って違うルートに行くんですよね。

違うルートと言っても、10年以上住んでいる町なので大体の道は知っているつもりです。

友達の家の近くを通り、通学路を通り、いつも見ている風景を見ながら歩いていました。

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気がつくと、今まで通ったことの無い道を歩いていました。

10年も経っているからなのか、どうやってそこにたどり着いたのかも覚えていません。

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そこから、どのくらい歩いたのか分かりませんが、田んぼの畦道を歩いていました。

街灯も少なく、薄暗い中、犬の後ろを歩いていました。

少しすると、突然犬が立ち止まりました。

どうしたのかと思い、前方をライトで照らすと、

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老人(男性)が四つん這いになり道を塞いでいました。

状況を理解できずに立ち止まっていると、老人が

「ごめんね〜、¥@&@&¥?¥」後半は聞き取れませんでしたが、道を塞いでいることを謝っていました。

私は、恐怖のあまり返答もせず老人を避けて通り過ぎました。

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通り過ぎる瞬間、老人が手を田んぼに入れ、何かを探しているような仕草をしているのを見ました。

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その後、すぐに知っている道に出ることができたのですが、家に向かう途中、何度か犬が別の道へ行こうとしたので、無理矢理家に帰りました。

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家に帰ると、母と祖母がホッとしたような顔をしていました。

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リビングへ移動し、どうしたのかと聞いてみると

「3時間以上帰ってこないから、警察へ連絡しようか迷っていた」とのことでした。

疲れたという感覚がそこまで無かったため、1時間程度だと思っていたのですが、かなり時間が経っていました。

先ほどの体験を母と祖母に話し、幽霊かと聞いたのですが、「近くの老人ホームから出てきちゃっただけだと思う」と言っていました。

体験談としては、ここまでです。

怖くもないし、不思議なことでもありませんが、

後日、弟から当時の真相を聞かされ、トリハダがたちました。

後日談は、また投稿します。

長文駄文失礼しました。

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