短編1
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気のせい その1

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その日は仕事で疲れてクタクタの状態で帰宅した。

すぐにシャワーを浴びて、翌日の支度を簡単に済ませて、寝る準備をした。

歯を磨いて、目覚ましをセットして、部屋の明かりを消し、ぼふっとベッドに腰掛け、そのままの勢いで横になる時、何気なく「おやすみなさい」とつぶやいた。

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「……おやすみ」

耳元で聞こえたその声で飛び起きて部屋の明かりを点けた。

しかし、部屋には誰もいない。

結局目が覚めてしまい、その晩は寝れずに朝を迎えてしまった。

きっと疲れていたせいで幻聴を聞いたのだと、きっと気のせいだったのだと自分に言い聞かせた。

それからそんな体験をする事はなかったが、部屋で独り言を言わないようにしている。

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