中編4
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生霊。

Aが見える人になってしばらく経ったころのお話。

女の子二人と遊んだ時から二週間ほどした頃でしょうか?また遊ぶことになりバイクで迎えに行きました。

自分と同じく変なものが見えるBちゃんとAと肝試しをしたCちゃん。

次はどこに遊びに行く?などと話をしてて、結果的に和歌山の白浜へ海水浴に行こう。となり

単車2台、2ケツで白浜へと向かいました。

女の子ふたりは下着がわりに水着を着用してきており、私達はもうパンパンでした。

そして、海につきワイワイと夕方まで楽しんだあとAが綺麗な場所を知ってるから行こう!と言い出しついていきました。

そして、着いた先は三段壁。

うーん…関西ローカルですが、景色は確かに綺麗な場所で観光地でもありますが、自殺の名所でもあるのです。

そんなことも知らずに、Aはぎょうさん人おんなー。などといいながら進んで行きますが、見えないCちゃんからすると、そんないないよ?となるわけで、変な奴として見られてるのを感じたのでAに

それは違うぞ。と教えてあげると、真っ青になりながら

どれが本物よ……と聞いていました。

数えて教えてるとキリがないので、人数のことは口に出さずにいけ!

とアドバイスをしたところ、元気良くわかった!といい

何をトチ狂ったのか、Cちゃんを呼び止め突然

初めて会って手をつないで肝試しした時から好きです!

ええええええっ!告白する為にここ来たの?Bちゃんとほぼ同じタイミングで突っ込みました。

すると、同じタイミングでフワフワしてた変なものも

バッとこっちを振り向きました。

え?興味あんの?などと考えてると、Cちゃん真っ赤になってる。

そらそうか、友達の目の前でストレートに告白されて、しかも悔しいけどAは男前。

Cちゃんはコクりと頷きました。

っしゃああああ!と大声で喜んだAにヒタっとよりついたのはCちゃんではなく告白した時に振り返った変なもの。

あれ?憑かれたの?

途端に少し疲れたと、Aはしゃがみこむ。

Bちゃんと二人で、仕方ないねー。といい

帰りしなCちゃんを、下ろしたあと三人でまたBちゃんの実家にお邪魔し事情を説明しお祓いを受けたAでした。

基本的にはそういうところで騒ぐのはタブー。だそうで気をつけなさいよ。とお叱りを受け無事に帰宅しました。

その翌日、体のだるさが抜けないとAから連絡が入り家に遊びに行くと、Aの部屋の片隅に何かがいる。

お祓いしたよな?と思い、聞いてみると

最近家に帰ると疲れが押し寄せてきて

寝ても治らない。とのこと。

片隅にいる何かは薄く笑っているようにも見え、あまりいいものではないことは感じました。

最近なにかしたかと聞いても思い当たらないとの返答が帰ってきて、正直困りました。

そもそもAにはコイツが見えてないのかと聞いたところ、気配はするけど見えないらしくどうしようかと悩み

Bちゃんに電話をしてみたところ、ぱぱに聞いてみてくれるとのことだったので

電話を切って待っていました。

10分くらいしてBちゃんから電話が来ました。

今から来いだって。と言われお寺に向かうとパパの形相が普段とは違い鬼のようになっており流石に少し怖かったのを覚えています。

パパさんはAに、開口一番どアホと怒鳴りつけました。

えっ?なに?と思っているとパパさんが

Aくん、最近女の子と別れたな?その子からもらったもの今どうしてる?

と、何も知らないはずのパパさんがAの元カノの話をしだしました。

Aくんよ、今君には生霊っちゅーのがついてるわけ、でもな人のそういったところまでは

あんまり介入しにくいから黙ってたのよ。悪さもしてないし。

でも今は違う、君の後ろにほらついてきてるやろ。

私は驚きました

いつの間にかついてきている。見たことのある顔でした。

一時期、Aはストーカー紛いの行為に悩まされており何度か話を聞いていたのですが、まさにその女がAの後ろについている。

パパさんはゆっくりと落ち着いた声で

Aくん、今家にいるその子からもらったプレゼントで身につけるもの何個かあるやろ?

それは捨てなさい。

それが媒介となって現れてるみたいやから。

そういい、一発Aの背中をパシンと叩き

ほなね、気をつけて帰り!といい家の方に戻っていきました。

呆然とするA。

とりあえず捨てに帰ろうと家に戻り貰ったもの、写真

関係しているものすべてを公園で燃やしました。

燃え尽きた頃、Aを見るともう後ろにも何もいませんでした。

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