短編2
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うちの猫が家出した

うちの猫は元野良だ、ずっと外でカエル等食べて生活していた為、飼い始めた当初大量の寄生虫が見つかり、大変な思いをした、それで現在は完全室内飼いをしている。

網戸なんか簡単に開けてしまうので、つっかえ棒や養生テープをして出れないようにしているわけだが、それでも最近家の周りに野良猫が集まって来て付いて出ていってしまう事も屡々だ。

昨日も油断した隙に自分で勝手口の網戸の鍵を開けて出ていってしまった、うちの猫は喧嘩に強くなく、家出すると毎回のように怪我して帰ってくるので、私は心配して暑さも忘れ、彼方此方探し回った。

田圃の畦道、草叢、向かいの峰...

「みいーーー!おうちかえるよーー!みいーーーー!....はぁはぁ.....」

畦道を回っていたら眩暈を覚え、一旦家に入りお茶を飲んで再び、今度は向かいの公民館から登る山道へ入る。

「みいちゃーん、またあいたするよー!」

この辺の猫が通る道は熟知している、それを頼りに草叢へ入っていく、うちの子を見つける為にはネコノミにやられてもかまわない。

一応公民館隣の神社にも参り、もうちょっと探そうと思い、ふと上の竹林を見る、草がボーボーで登れそうにない

もう熱中症で倒れる前に帰ろうとしたその時チラッと竹林の中に目をやると、何か紅い目のようなものが見えた。

なんかの動物だろうと思ったが思い起こせば時間的に猪は眠っているし、鹿なんかいるはずもない、イタチなら遠くからは見えにくい、どう考えても目の高さや大きさが人間のそれだった...

だが私は暑さでおかしくなったんだと思い、帰宅した。

その後、みいは怪我一つなく無事に帰ってきて呑気にくつろいでいた。

みいは臆病だ、走って帰ってきたというから、みいも何か見たのだろうか。

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みぃちゃん帰って来て良かったです。
うちの小町も家出してもう10日‥姿は見るけど帰って来てくれません‥みぃちゃん!うちの小町に早よ帰れってテレパシー送って〜。・°°・(>_<)・°°・。