短編1
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公園の人影

自分は風呂から出た後、外に出て涼むようにしていた

大体は家の周りをぐるっと回るだけで終わりなのだが、その日は長く涼みたかったので近所の公園まで歩いていった

すでに時刻は7時になりかけていたのであたりは既に真っ暗で街灯も少ないことも相まってかなり不気味だった

公園に着いた時、ふと目の端に何か影が動いているのが見えた

気になったのでそれに近づいてみるも暗いのでよく見えない

分かるのは、それが左右に揺れている事だけだった

だんだんと怖くなったので、急いで家に帰った

家でテレビを見ていたが、ずっとあの影の事が気になっていた

いてもたってもいられずに明かりを持って公園に歩いていった

あの影を見たときと同じ場所に行くと、その影は相変わらず左右に揺れていた

すかさず持ってきた明かりで影を照らした

その明かりのおかげか影の正体を見ることができた

・・・見なきゃよかった

その影の正体は人だった、顔の無い人だった

フェンスを掴みながら左右に揺れていた

自分は叫んでしまい家に向かって走っていった

家に帰った後もあの顔の無い影を思い出してしまい震えていた

次の日の朝、あの影がいた所をもう一度見てみたが、何もなかった

今でも外に涼みに行くが、もうあの公園には行っていない

今度見てしまうと、何か起こりそうだから

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