短編2
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遊園地に遊びに行く

某遊園地の子供向けエリアでバイトをしています。

社員さんたちの間でも子供の幽霊が出るって有名な場所です。

「子供が生前好きだったんです。」

「連れてきてあげたかったんです」

と遺影を持ってくる親も多くいらっしゃいます。

私は昔からそういうものは信じていないし、どんなに仲のいい人にでもガチで語られるとドン引きしてたくらい。

「いい年して馬鹿じゃないの」と心の中では思っていました。

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シアター形式のアトラクションがありますが、そこのロビーの自動ドアって誰もいないのに勝手に反応することがあります。

周囲に反応しそうなものは無いので、何か科学的?な理由があるのだろうと思っていました。

ある日そこの担当になりました。

上映中はペアになっているもう一人のスタッフが映写室にいて、

私はロビーに入ってきたお客様の対応をするのに掃除しながら店番みたいなことしていました。

掃除を始めてしばらくしたら、後ろで物音がしました。

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壁に立てかけておいた掃除用具が倒れたかな、と思ったけど置いた時のまま変化はありません。

ロビーには私以外のスタッフもお客様もいないはずなので、家鳴りみたいなものだろうと思って気にしませんでした。

そしたら映写室のドアが開いて、もう一人のスタッフが怪訝な面持ちでこっちを見ていた。

上映中なのにどうしたんだろうと思ったら、「今、ノックしてないよね?」って聞かれた。

そのスタッフもノックされて「上映中なのにどうしたんだろう」と思って顔を出したら、

私はそちらに背を向けて離れたところを掃除していたらしいです。

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しかも映写室の反対側から掃除してたから、まだドアの方に辿りついているはずもなく・・・¥

さっき物音はしたけれど、と伝えるが、物音ではなくはっきりドアがノックされたらしい。

映写室に戻ったスタッフは「ああまた幽霊か…」みたいなかんじで嫌そうな顔をしていたけれど、私は相変わらず信じていない。

その後、また自動ドアが勝手に反応した。

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ロビンM子さん

返事ありがとうございます。
そう言っていただけると嬉しいです。

やあすけちゃん氏、短い中にリアリティーがあって良かった!…ひ…