誰かに話したかった。[前編]

中編3
  • 表示切替
  • 使い方

誰かに話したかった。[前編]

自分が東京で、まだ大学生してたときの話。

夏休みに1度地元に帰ったときに、小学校のプチ同窓会の話があった。そこで、中学1年の時に付き合ってた元カレも来てた。

その時に元カレが連れてきた友達(今後はA)がいた。

私はその頃、なんの影響かはわからないが、人が色で見えていた。赤とか黒とかとにかくその人のオーラ?と言うものらしい。母親が元々強い方で、はっきりと予知夢だったり、人だったりが見えるタイプ。まぁその影響かなくらいに思っていた。

nextpage

その友達Aが私の目には真っ黒に見えていた。顔なんか認識できないくらい全身が真っ黒。あ、これヤバイ人だ。心霊スポット行ったのかな~?くらいで考えて、あまり関わらないようにして、その日は終わった。

nextpage

それから少し経って、突然某コミュニティーサイトから通知がきた。Aからだった。

写真見ても、最初誰かわからず??と思ってた。

だって顔なんか真っ黒で覚えてる以前の問題だったから。

そこから色々あって流れで付き合うことになった。Aは美容師見習いで、地元で働いていた。

その頃からだ。東京の部屋で変なことが起きるようになって、実家から通うことにした。

実家に帰ってから、週一とかで会ってた。それで、Aの仕事場に弟と弟の彼女(C子)と髪の毛を切りに行くことになった。その日が3月11日。大地震がちょうど弟の髪の毛を切り始めた時に起きた。

その日は、実家に無事に帰ってこられて、ばあちゃんの家に避難した。

その次の日に、Aから「家に帰れない、そっちに行ってもいいか?」と言われ、まあ大変なときだしなと了承。その日から1週間くらい居た。ただ、そこから弟がおかしくなっていった。ムダにAになついて、Aさん!Aさん!って、何を話しててもAさんが~になってた。

nextpage

Aが来て1週間、珍しく母があの子帰らないの?と聞いてきた。なんでかと聞くと、その時の母の彼氏さん(Bさん)が、

「Aがいるときに俺は来れないと言われた。Bさんいわく、Aが来ているときに、Bさんがいると、女の人がわざわざ私の部屋がある2階から実家の3階に上がってきて(実家はアパートで3階が実家、2階は人に貸したりしてた。そのうちの奥の部屋201が私の部屋になってた)、出てけ、来るなと言ってくる。」

私はハッとした。心当たりがあった。以前、元カレに連絡をとって、Aと心霊スポットに行ったことがないかと聞いたことがあった。元カレと元カレの彼女さんとAが出かけて、帰りに元カレの彼女が女の人がAについてきてるのを見たらしいと。

髪が長くて、目がなくて、中分けの人ではないかと聞くと、母がBさんに「確認がてら、Bさんを連れてくる、その間になんとしてもAを帰しなさい」と言われた。

nextpage

そこからが大変だった。Aに何を言っても、帰らないと。弟も黙ったまま、ボーッとしてて何も言ってくれないC子も体調が悪いと横になってしまってた。すると、暖房つけて、こたつに入っているのに、Aの周りからすごい冷気が漂ってきた。

shake

(え?さむっ!!こたつ入っているのに、なんだこれ?!)

もう怖くなって、とりあえず私の部屋行こう?荷物とってお願いだから一回帰ってくれと頼んだ。

しぶしぶ部屋を移動して、荷物を受け取り帰るかと思ったら、なんだかんだ言いだして帰ってくれない。そのうちに母がBさんを連れて帰ってきた。すると、何を言ってもダメだったAが、急に「とりあえず帰る。」と言い出し、本当に出ていってくれた。

nextpage

すぐに母と合流して、階段で待っていてくれた母達と合流したら、C子が気持ち悪いお腹痛いと言い出した。私もすごい吐き気に襲われていた。急いで実家に入ると、Bさんと母(二人は陽の気)が私とC子(私たちは陰の気)にひたすら気を送ってくれた。

弟はただただ無表情だった。

後編に続く

Normal
閲覧数コメント怖い
5130
2
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ