中編2
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ミスではない

「いえ、けっして医療ミスではありません」

「でも、わたしはそんなたいそうな病気ではなかったはずです。ちょっとお腹を切る手術で、すぐ治るものではなかったんですか」

「ええ、そうでした。あなたに説明した時は、確かにそうでした」

「では、検査の段階で見誤ったと?」

「だから、そうではありません。検査で見誤りもしていないし、手術中にミスをしたわけでもありません」

「だったら、なんだったんですか。こんなひどいことになるなんて」

「あなたの恋人のせいですよ」

「恋人? わたしの恋人がなんで関係あるんですか。

 いえ確かに関係ないことはないですよ。わたしたちもうすぐ結婚するはずだったんですから。恋人がわたしの病気を心配するのは当たり前ですし、そういう意味で関係はあります。

 でも、それと先生のミスとの関係がわかりません。へんな言いがかりをつけないでください」

「だから、医療ミスではありませんって。あなたもしつこいですね。

 実はあなたの恋人は昔僕の彼女を奪った奴なのです。

 ショックでした。食事も喉を通らないくらい。初めて好きになった女性でしたし、これ以上の人は見つからないと思っていましたからね。

 実際、彼女以上の人には出会いませんでした。だから僕は今でも独り身ですよ」

「知りませんよ。そんな過去のことわたしには関係ないし。それに奪われたって言うけどあなたに恋人を引き付けておく魅力が足りなかったってだけでしょ?」

「そうですね。そういうことです。あなたの言う通り。

 でも、それだけならまだあきらめがついたんです。僕が奴にかなわなかったというだけのことだと。

 ですが、奴はすぐに飽きて彼女を捨てたんですよ。ひどいやり方で。

 そのため彼女は電車に飛び込んで自殺しました。美しい彼女が見るも無残な姿に――」

「ち、ちょっと待って。医療ミスでもない、診断を見誤ったのでもないということは、もしかしてわたしを復讐の道具に使ったってこと? あなたたちの因縁にわたしはただ巻き込まれただけ?」

「まあ、そういうことです。あなたにはお気の毒でしたが。

 単なる盲腸炎の手術を死に至らしめるのは簡単ですが大変でもありました。おかげで医療ミスしたわけでもないのにヤブ医者のレッテルを張られて。

 でも、これで本望です。同じ苦しみを味わわせてやれたのですから。

 ただし僕も奴に殺されてしまいましたが」

「ひどいわ、何の関係もないのにっ。わたしの命を返してっ」

「冥途で文句言っても仕方ないですよ。今度生まれ変わったら恨みを買うような男を好きにならないことです」

Concrete
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斜め上の終わりかた…
「あー」とか思ってしまった。

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怖ポチ押していただいたみなさんへ
いつもいつもありがとうございます。励みになってますm(_ _)m

珍味様
いつもいつもありがとうございます。
だいぶ前に書いたものを直しました。こんなわけわからないものならいくつも(いえ、数えるほどしかないです)あるんで載せました。全くの新作は・・・ネタが浮かんでこないので書けません(T▽T)最近ドライブ行ってなくて気晴らしできないからなー。心に余裕がない・・・
お題もらって書いたものです。ちなみにお題は「苦し紛れの医者」でしたが、なんかお題に沿ってないなー(#^σ^#)>テヘ

月舟様
いつもいつもありがとうございます。
どんでん返しになってましたか?自分はどんでん返しのつもりでも最初からネタバレしてるという、いつも、もうちょっと考えて書けやっ状態なので、そう言ってもらえると嬉しい(#^q^#)
もうちょっとちゃんと構成すればいいのになと自分でも思うのですが、行き当たりばったりのほうがいいんですよ。構成してるとそれで満足してしまうので書く気を失くしてしまうんで。本当はあかんのでしょうけど。まっいいか。またメセボにお邪魔します。

clolo様
いつもいつもありがとうございます。
自分の知らないところでトラブルに巻き込まれるって怖いなーとは思います。何にもしていないのに思わぬところで噂されてたり・・・そんな時は私にお題くれたんだなと思ってネタとしてストックしときます(・´з`・)やっぱりその時は客観的になれなかったりするのでしばらく置くと素ン晴らしい話(自己採点)ができたりします。ははは、闇深いなー、オレ。

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