10月1日から10月31日の間で、最も人気のあった怖い話を決める怖話アワードの受賞者が決定いたしました!
2016年10月 怖話アワード受賞は「終末病棟」
「終末病棟」を投稿した こよりさん、怖話アワード受賞おめでとうございます!
メールの着信音が鳴った。
情けない音のくせに頭に響く。
パート勤務の休みの今日は、夫を会社に送り出したあとの二度寝を昼まで楽しむつもりでいた。スマホを枕元に置いていたことを後悔した。そのまま無視すればよいものを、変なときに律儀になる自分が嫌だった。
「母危篤。血圧下がった。すぐに来い」
家族だけど家族じゃない。
義母の最期を機に、義兄と絶縁にまでいたった過去が蘇りつつも、嫁として対応する私。その私の心の中の怒りを痛く感じつつも、こんな最期はいやだなぁ、と考えたりしながら読み進められる作品かと思いきや、やはりそれだけでは終わりませんでした。終盤にかけて、その義兄が。。。 え、じゃぁ、義母は。。。 まさかのまさかで、想像もしない結末が待っていました。最後まで読んで、また最初の文章に戻って考える。恐怖と謎と、人の最期について、いろいろと考えさせられる読み応えのある作品でした!
こよりさんには、怖話にご登録されたメールアドレス宛に、Amazonギフト券5000円分をお送りいたします。
「終末病棟」はこよりさんの5作品目の怖い話です。ぜひ、こよりさんの他の作品も読んでみてみてください。
2016年10月 怖話アワード順位発表
第四十六回目の怖話アワードの順位結果はこのようになりました。
今回もたくさんのご投稿ありがとうございました!
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2016年10月の怖話アワード結果
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