皆さんこんにちは。
一向に文章が上達しないふたばです。(´・ω・`)
己の練習に他人を巻き込んでやろうと、掲示板を建ててみました。
以下、ここでのルールを説明します。( ᴗ ̫ ᴗ )
↓
🌱ここは、短編の練習をする為の掲示板です。
🌱毎月単語を3つ、お題として出しますので、短編の「三題怪談」を募集します。
🌱「三題怪談」とは、1つのお話に決められた3つのお題のワードを入れなければならないという“縛り”で御座います。
🌱お話の長さの目安は、原稿用紙2枚分(800字)程度。
(あくまでも目安です、越えてしまってもヨシとします)
文字数カウント↓
https://phonypianist.sakura.ne.jp/convenienttool/strcount.html
🌱お題は毎月一日に更新されます。
🌱提出期限は毎月28日までとします。
🌱お話はいくつ投稿しても構いません。
🌱初心者大歓迎。実際私もほぼ読み専なので、文章が下手っぴです。軽い気持ちでご参加下さいませ。
🌱ここで投稿されたお話は、“ご自身で書かれたお話ならば”怖話の通常投稿にあげても構いません。
寧ろ、多くの方に見ていただけるよう、ここで試し書き、本投稿で完成品といったように使って下さいませ。
何なら他サイトでも投稿されている方は、そちらへあげるのも問題御座いません。
(※他の方の掲示板でも同じとは限らないので、その都度そこの掲示板主へご確認下さい)
🌱題名も付けて頂けると助かります(題名は文字数には含みません)。
🌱感想だけのご参加も大歓迎です。
🌱明らかな荒らしコメントは即刻削除致します。慈悲はありません。
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【11月お題】
「黄泉」「狐」「エレベーター」
投稿期間 11/1 0:00〜11/28 23:59
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ですがまぁ…建ててみたは良いものの、私が独りで短編を書き続ける寂しい場所になりそうな気がします……
そこで!ちょっとした特典代わりと言っては何ですが、ここで投稿されたお話は、私ふたばが朗読させて頂きます。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
具体的に言うと、YouTubeにてその月に投稿されたお題の回答を、纏めとして朗読してアップします。
素人の朗読ですのでレベルは低いですが、創作意欲の糧になれれば幸いです。( ᴗ ̫ ᴗ )
※朗読されるのが嫌だという方は、お手数ですが文末に「※否朗読希望」とお書き下さいませ。
📚過去のお題アーカイブ
【9月お題】「彼岸」「ぶどう」「ネジ」
https://youtu.be/DlNJ68yKIfA
【10月お題】「十五夜(月のみでも可)」「図書館」「菊」
(※お題提供:あんみつ姫さん)
https://youtu.be/iA4spsQlSMA
【11月お題】「りんご」「子ども」「落ちる」
https://youtu.be/UMVBBrycZqU
【12月お題】「肖像画」「塩」「M」
(※お題提供:むぅさん)
https://youtu.be/MJmFrqUqvj0
【1月お題】 「ウシ」「晴れ」「厄」
https://youtu.be/N0tX10EOJoE
【2月お題】 「僧」「遊泳」「踊り」
Extraお題「怪僧」「宇宙遊泳」「阿波踊り」
(※お題提供:嗣人さん)
https://youtu.be/9j2vK_kKzhE
【3月お題】 「風」「証」「波」
https://youtu.be/zZoV2ce7poU
【4月お題】「サクラ」「窓辺」「人形」
https://youtu.be/kZzfmq8cNvM
【5月お題】「母」「鬱」「川」
https://youtu.be/RNqUE92-K2k
【6月お題】「クラゲ」「雨」「失踪」
https://youtu.be/BM0ataca42E
【7月お題】 「天の川」「亀裂」「写真」
https://youtu.be/RcXTXfzfKUk
【8月お題】「手を振る」「扉の向こう」「呼ばれる」
(※お題提供:ラグトさん)
https://youtu.be/omL3byV-eF0
【9月お題】「アリス」「スープ」「ハサミ」
https://youtu.be/w20FnRK-bQQ
【10月お題】「バラ」「時計」「たばこ」https://youtu.be/g_zxwy1H73I
【11月お題】「無人探査機 」「提灯鮟鱇 」「地引網 」
(※お題提供:ロビンⓂ︎さん)
【12月お題】
「プレゼント 」「空席」「信号 」
【1月お題】
「トラ」「階段」「玉」
【2月お題】
「ネコ 」「チョコレート」「箱」
【3月お題】
「ウメ 」「日記」「歌声」
【4月お題】
「駅 」「看板」「ポスト」
【5月お題】
「灯り」「公園」「針」
【6月お題】
「カッパ」「アジサイ」「自転車」
【7月お題】
「浜辺」「貝」「欄干」
【8月お題】
「ニセモノ」「蝋燭」「指」
【9月お題】
「帰り道」「ビン」「コスモス」
【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
【11月お題】
「橋」「ゾンビ」「忘れ物」
【12月お題】
「足音」「雪」「吐息」
【1月お題】
「ウサギ」「獣道」「目」
【2月お題】
「鬼」「酒」「身代わり」
【3月お題】
「都市伝説」「ピアノ」「ボタン」
【4月お題】
「絵本」「珈琲」「霞」
【5月お題】
「シミ」「地下」「蝿」
【6月お題】
「ダム」「悲鳴」「カエル」
【7月お題】
「夏草」「鏡」「プラネタリウム」
【8月お題】
「漂流」「雲」「ラムネ」
【9月お題】
「神隠し」「お米」「カバン」
【10月お題】
「皮」「警告」「お札」
【11月お題】
「1週間」「影」「オレンジ」
【12月お題】
「ケーキ」「透明」「チャイム」
【1月お題】
「 」「 」「 」
【2月お題】
「穴」「遅刻」「節」
【3月お題】
「足跡」「惑星」「メッセージ」
【4月お題】
「卵」「楽園」「嘘」
【5月お題】
「人混み」「電話」「花瓶」
【6月お題】
「墓場」「毒」「待つ」
【7月お題】
「海」「境界」「糸」
【8月お題】
「打ち上げ」「ライト」「未練」
【9月お題】
「借りもの」「バス停」「斜陽」
【10月お題】
「骨董」「ピエロ」「姉」
※追記:ここのお話を本投稿へもアップされる方へのお願い
🌱先に述べた通り、ここに書いたお話は一般の怖い話にも投稿して頂いて構いません(そもそも著作権は作者のものですから)
🌱一般投稿分は掲示板のレギュレーションから外れますので、文字数を気にせず加筆修正しても何も問題御座いません。
🌱ですが、投稿の際には題名に“三題怪談”の文字を付けないで下さい(同じ企画系列の題名が並ぶとうんざりしてしまうユーザーが現れ、揉める為。実際、過去にそういう事がありました)
🌱また、お題の単語をお話の解説欄に載せると、その単語に気を取られて純粋な短編として楽しめないので、読者的には解説欄には“掲示板より”とだけ書いて頂けると助かります。
(コメントにお題の単語をネタバレ防止で公開するのはアリです)
(ここのページのURLは貼っても貼らなくてもいいです)
🌱代わりに、投稿作のタグ欄に、お題の単語タグ3種と“毎月お題の短編練習枠”タグが知らぬ間に付いております。十中八九私ふたばが犯人なので怖がらないで下さい。
企画というより常設となるこの場所は、細く長く続けていきたいので、何卒、ご理解下さいませm(_ _)m
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@天虚空蔵 さん
ハロウィンのある10月を過ぎてから「ゾンビ」とかいうお題を出すなんて、とんだ葉っぱもいたもんですね〜🌱
ですが、「橋」をひらがなのにしておけば「箸」にも「端」にもなったのになぁとは思っております( ¯꒳¯ )ᐝ
B級ホラーなお話も割と楽しみなので、あまり難しく考える必要は無いかも知れません。主催者が1番遅刻魔ですし、日付に囚われずふらっと思い付いたお話を形にすれば、天虚空蔵さんなら大丈夫です💪( ¨̮ 💪)
(ふたばはもっと日付気にしろ)
う~~ん・・・
橋を挟んで、人間とゾンビに分かれ、橋の向こう側に忘れ物をした女の子が決死の覚悟で取りに行くような、何処にでもある陳腐なB級ゾンビ映画のストーリーしか思いつかない。
まだ時間はある・・・
じっくり考えます。
すっかり朝が寒くなりましたね。何だか今年もあと2ヶ月しか無いと思うと、時間経過の早さに焦ってしまいそうになります(゚o゚;;💦
一年を通しても、後半の月の体感時間って絶対前半と違いますよね……
という訳で、11月のお題を発表させて頂きます(л・▽・)л🌱
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【11月お題】
「橋」「ゾンビ」「忘れ物」
投稿期間 11/1 0:00〜11/28 23:59
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ちなみに、折角10月お題でリハビリ書いていたのに、全然間に合ってません。流石にもうこっち(掲示板)には上げれないですね……🌙ᝰ🖋꙳⋆_:(´ཀ`」 ∠):
@芝阪雁茂 さんこちらにも有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
最近はポチ逃げすらしないぐらい草葉の影に隠れておりますが、めざとく怖話には張っていたりいなかったり……🌱
書かなきゃいけないお話があるのに、筆が濁るわ色彩が乗らないわ進まないわと、所謂スランプうわあああ状態に陥っております。笑
しかし、秋になって色々な方がまたお話を沢山投稿して下さっていて、それに励まされる形でまた筆を握ろうとモチベーションが回復して参りました。
本当に、皆様には感謝感謝です。😭🙏✨✨
そんなこんなでリハビリも兼ねて突発的に今回のお題でお話を書こうと現在執筆中なのですが、期間は過ぎていますし短編にはなりそうも無いですし、おそらく今月ギリギリに怖い話へポイしてしまいそうです……
芝阪雁茂のお話にも元気付けられております。なんなら投稿されたのを見るだけで勇気を貰っております。来月もどうか宜しくお願い致しますね⊂( っ*´ω`*)っ🌱
『走らせる音』
これは私、多米内芳男(ためうち・よしお)の遭遇した変な話である。
当時、下宿もアパートも全部予約待ちだったから、進学準備期間だったのではと記憶している。地元から他県に出て、斡旋(あっせん)業者を頼ろうとしたが、長蛇の列で時間が掛かっていた。
その際、何故か一軒家がアパート並みの安さで物件として出ていたが、担当者が「事故物件と言うか何と言うか」とハッキリしない物言いをするので、「どっちなんです」と同行してくれていた親父が訊き返して、変な音がするとの話を聴いた。
「暫く泊まるか。変な音がしなきゃ俺は地元に帰るよ」
有給を取って同行してくれている親父が、休暇の終わるギリギリ迄居てくれると言う。
震災で損壊した自宅の再建された知り合いの学生から譲って貰ったと言うバールを片手に、屋根裏を探索するかと言う、どっちが長く住むか分からない感じで、親父がノリノリなのが何ともである。
**********
電灯を点(つ)けようと、親父が蛍光灯の紐(ひも)を引っ張ろうとすると、
コン!
「痛(いて)ェ!」
ふと私は親父を見ると彼は額に手を当てていて、忌々(いまいま)しそうに畳に転がる物体を見る。
………筆?万年筆か。
明らかにおかしい。急に物が現れて落下して来たとしか思えない状況、尚且つ驚きもせず怯えもせずに、天井を睨む親父、トンと机に拾った万年筆を叩き付けるで無く穏やかに置くと、晩飯の材料の買い出しに行くと私に告げて、部屋を出て行った。
私は、400字詰めの原稿用紙を鞄(かばん)から取り出して机に向かい、スっと万年筆をその上に立てる。
「!」
いきなりサラサラサラと手が動き始めて、文字が産み出され、原稿用紙の上を踊る。
「え、わ、わ、わ、わ!」
自分の字では無い、何だか読みにくい字をカリカリサラサラと万年筆が産み出して行く。
シャラ!
本来の身体の持ち主である私の意思を、今風に言えばガン無視する形で、もう一枚原稿用紙が取り出されて、万年筆が紙の上で踊る。
幾頁(いくページ)、いや幾枚(いくまい)かの原稿用紙の上で踊りまくった万年筆は、やっと私の手から離れてくれた。
引き戸のカラカラとした音が階下からして、親父が買い出しから戻ったのが分かる。
「煮込みうどんにするぞ」
「ハーイ」と私は、親父を手伝いに階段を降りた。
********
十数年振りに親父の晩飯を喰っている。
あの訳の分からない状況にて筆を走らせていた私は、酷い空腹を覚えた為、ズルズルと頂いている在り様だ。
親父はと言えば、二階から持って来た私の手が勝手に動いて筆を走らせていた原稿用紙を、ひたすらに読み返している。
「芳男(よしお)、お前の字じゃ無いよな………」
手続きで私の署名も必要な為、親父は幾度も私の手許や記入漏れが無いか確認してくれてもいるから、我が子の字とは明らかに違う事に、違和感を覚えたのだろう。
「うん」
「………何処かで見た字なんだよなァ」
親父の言葉に私は箸(はし)を止めた。
「え?」
「ちょっと、この原稿用紙貸してくれ」
「………良いけど」
「風呂は沸いてる。御入(おはい)り」
居間を飛び出して引き戸の在る玄関に出た親父は、スマートフォンを取り出して、何処かに電話をし始める。
進学先に私が選んだのは知り合いも居ない他県の土地の筈なのに、何だか電話口の様子から誰か知り合いと逢う段取りが整った様子を、私は脱衣所のドア越しに聴いていた。
********
数日後、その日もオリエンテーション中心の講義が終わった私は引き戸を開ける。
親父の履いている黒い革靴の他、茶色く見慣れない革靴が玄関すのこの前に置かれていて、居間で親父と親父に年齢が近い感じの男性が向かい合って座っていた。
「只今ー、あっ、失礼しました」
「芳男、俺の同期生で編集者の福又(ふくまた)だ」
「福又です」
「息子の芳男です」
「本当にお前の子か。礼儀正しくて良い子じゃないか」
「馬鹿っ」
言葉遣いこそ乱暴だが、互いの信頼感が伝わって来る。
私は親父に座る様に促される。
親父の額に落ちた例の万年筆と、私が或る意味身体を乗っ取られる格好で書いた、原稿用紙の上で踊る文字の列挙が食卓に置かれていた。
「実はね、芳男君………この万年筆は」
「ハイ」
「亡くなった作家が愛用していた奴なんだよ」
「!」
「しかもな芳男、お前が走らせたこの文章と字がな………」
「?」
「その作家の文字と文章って話だ」
「えっ!!」
「いわゆる憑依か何かして、お前に書かせた………って話になるのか」
私の目を見てから、福又さんに確認の目配せをする親父。
「そ、それで………訊きたいんですけど………」
「何かな」
「うん、言って見な」
「子どもは首を突っ込むな」を地で行くいつもの親父らしからぬ表情と、福又さんのにこやかな目付きで、私は訊く。
「その作家さん、先生はどうして亡くなったんですか」
「………芳男君、あの地震だよ」
寂しそうに、私に福又さんは答えた。
*******
かつてその作家………宮手哲二(みやて・てつじ)先生の担当編集者を務めていた福又さんは、3月に部署配属2年目の若手の女性編集者と入れ替わる形で、引き継ぎを終えたのだそうだ。
宮手先生や助手を務める奥さん、それと女性編集者が取材の為、自動車を走らせて遠出していた際に、あの2011(平成23)年3月11日の震災が発生し、海辺から逃げていながら津波に巻き込まれて、三人共、助からなかったのだと言う。
車輛さえ呑み込まれ、何故か瓦礫の下から唯一、宮手先生の万年筆が見付かったのだとも。
文字の踊る様な原稿用紙を読み返し、福又さんの目には涙が浮かんでいた。
「『申し訳無い、申し訳無い。妻も担当編集者の女の子も連れて来てしまった。妻の親御さんにも、担当編集者の女の子の親御さんにも詫びても詫びても足りない、足りない足りない』………先生っ」
私が身体を乗っ取られる格好で書いていた文章の正体だそうだ。宮手先生の文字は癖が有る為、パソコンに打ち込むのは至難の技であり、福又さんや亡くなった女性編集者みたいに限られた人間が解読出来る代物だった………
後悔にまみれた、遺書で無く無念のメッセージが綴(つづ)られていた事になる。
カリっ、サラサラサラ………
誰も居ない筈の二階から、有る筈の無い万年筆を走らせる音がする。万年筆は、目の前に有る。
本来ならば身のすくむ思いだが、作家や奥さん、そして女性編集者を思えば、何故か怖くは無かった。
そう、これから又寝起きする場所から、三人の声が聞こえて来ていても。
*********
今回は間に合いました(汗)。
ふたばさん、御覧下さり有難う御座います(礼)。
そうそう、冷静に耳を傾けますと………やはり事故物件には変わり無いと言う落ちになりますね。
良く良く考えますれば、絵筆を持ち出しての画家の悲劇でも良かったよなと、読み返しながら「あぎゃ」なんて勢いに乗って完成させてから、考えを巡らせてもいます。
こちらで感想を頂けるのも嬉しいので、むしろ「ウヒヒヒ」なんて喜んでおります(汗)。
ご利用の皆様へ🌱
10月のお題の締め切りは本日23:59までで御座います。
参加希望の方は、お忘れのない様お願い致します(л・▽・)л✒️✨
皆様、今月もご参加有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
天虚空蔵さん、今回は中々嫌な2択を迫って来ましたね。笑
私の場合、この押収品は絶対に他者には処分させたく無いですね。日本の警察を信頼していない訳では無いですが、廃棄処分すると言いつつ、裏でマニアに高額で売られでもしたらと考えが過ってしまうと、血の涙を流してでも自分で処分する事になると思います🔥🖼🔥
というより、裁判時に聴衆に見られるのも我慢出来ずに裁判の場で火矢を放つ可能性すらありますね(-ω-)
ホラーというジャンルには、ただ怖い話だけでなく、厭な話、後味の悪い話も内包されていると思うので、これはこれで味わせていただきました(*´ч`*)✨
あと、天虚空蔵さんは10月がお誕生日だったのですね。次の1年も良き年になりますよう、お祝い申し上げます🌱(*''ω''ノノ゙☆パチパチ🎉
あんみつ姫さんも先月に引き続き有難う御座いますm(*_ _)m
こちらのショートバージョンも、本投稿の9月10月の6つのお題モリモリ贅沢版も楽しませていただいております⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝📕✨
なんと言いますか、最初にT・Yさんが話してくれたのが掲示板の短い話で、気になってもっと聞かせてと言ったら語ってくれたのが本投稿版みたいに考えると、軽い気持ちで踏み入ったら目の前で話す方が実はヤバい人だったのでは疑惑がチラつくようになった感覚がして、深淵の玄関口に立った気分です( ⊙_⊙ )
私は勝手に弟がきな臭いと思っておりましたが、どちらかというと、彼は兄の正体を客観的に見て知っているという事なのかも知れないんですね…💦
弟視点の話が1番真実に近そうです≖_≖
綿貫一さん、食欲の秋らしい(?)お話を有難う御座います。
そういえば何処かの統計では、犯罪者が事を起こす前日に食べた料理の第1位がカレーだから、カレー屋の陰謀論なんて話が挙がった事があるそうですね🍛🔪
結局のところ、犯罪者とか関係無しにそもそもその統計の場所では元々カレーが日常食だったらしく、ただの言いがかりだったようです。もしアメリカで統計を取っていたらバーガーショップの陰謀論になっていたのでしょうか❓🍔
しかし、毒物を入れるなら確かにカレーはうってつけなんですよね。色も匂いも紛らせられますし、食い付きもいいですし、やっぱりカレー屋の陰謀論はやろうと思えば実現出来そうです(*`艸´)
また、今月はロビンさんと芝阪雁茂さんも本投稿の方で書いて下さっておりましたね。
特にロビンさんは今月の1番乗りで、サラサラと軽快なロビン節のお話でした。
見たくも無い予言の筆文字、積み重なり、段々と達人の域へと近付くその文字は、ある意味カウントダウンのようでした⏰💣💥(本投稿のコメントに書け←)
芝阪雁茂さんのお話も、芝阪さんらしい文章で安定しておりますね。
先生と呼ばれる方は色々おりますが、筆を持つ先生と言えば芸術家の先生か作家の先生。その無念と懺悔に心を打たれますが、冷静に部屋で耳を澄ますと……|ω・`)👂(だから本投稿にコメント書け←)
伊藤くんカレー
給食の時間を目前に控えた四時間目の授業の途中、急に腹痛を覚えた僕は、先生にことわって、クラスメイトたちにひやかされながらトイレに立った。
手早く用を足し、急いで教室に戻る途中、奇妙なものを見た。
僕のクラスである6年4組の教室前の廊下には、すでに給食の配膳ワゴンが横付けされていた。
今日の献立は、皆の大好きなカレーライスだった。空腹を刺激する良い匂いが、遠くから漂ってきている。
そのワゴンの横に、クラスメイトの伊藤くんが立っていた。
伊藤くんは太っちょで食いしん坊な男の子だった。運動が苦手で肌が色白く、気が弱くて泣き虫な、そんな子だ。
彼は、配膳ワゴンに積まれた大きなカレー鍋をぼんやり見つめていたが、おもむろに蓋を外すと、その鍋の中に頭を突っ込んだ。
どぶん。
ずる……、ずる……、ずる……。
銀色の鍋の中に、伊藤くんの頭、肩、胴体が飲み込まれていく。下半身がそれに続き、やがて彼の身体は完全に見えなくなってしまった。
いくら大きな鍋だとはいえ、小学6年生の男の子が入れるほどじゃない。まして身体の大きな伊藤くんが、すっぽり収まってしまうだなんて……。
やっぱり……。
伊藤くんはもう、以前の伊藤くんではないのだ。
彼はちょうど一月前、クラスでのイジメが原因で、自殺してしまっていたのだから。
ずずず……。
かぽん。
最後に、鍋の内側から伸びた手によって蓋が閉められ、すべてが元通りになった。
授業が終わり、給食の時間になった。皆待ちに待ったカレーライスに大騒ぎだ。
特にクラスのリーダー的存在である木下くんや、その仲良し連中は、カレーを何杯おかわりできるか競争している。
僕はというと、配膳されたカレー皿に、一向に手が出せないでいた。それはもちろん、さっき廊下で見た光景が原因だった。今も、目の前のカレーライスには、バラバラに砕けた伊藤くんの一部が浮かんでいるのが視えている。
ぱちぱち。
半透明の左目が、まばたきしながら、じっと僕のことを見つめている。
「食べないの?」「どうした? 早く食えよ」
同じ班の友だちから、催促される。カレーを残すなんて、僕らの中では重罪なのだ。
意を決して、目をつむってカレーを頬張る。
ぐに。
肉でもない、ニンジンでもじゃがいもでもない気味の悪い食感が口の中に広がった。その瞬間、思わず吐き戻してしまう。
「うわ、きたねっ!」
吐き気に続いて、強い目まいと猛烈な悪寒が押し寄せてきた。身体中から冷や汗が吹き出し、手足が痙攣して、僕は椅子からずり落ちてしまった。
その時――。
「おい、木下! 木下ってば!」「山崎、しっかりしろ! 大丈夫かよ!」「先生、野崎くんが! 野崎くんが!」
教室のあちらこちらで悲鳴が上がっていた。
薄れゆく意識の中、僕は、伊藤くんの気配をすぐ近くに感じていた。
後になって母親から聞いた話だと、あの日は本当に大変だったそうだ。
6年生の各クラスで、カレーを食べた生徒たちが次々と嘔吐し、中には意識を失い倒れた子もいたそうだ(僕もその中のひとりだ)。
学校には救急車が呼ばれ、症状が深刻な子はただちに病院に搬送されたらしい。うちのクラスでいえば、大食い競争をしていた木下くん、山崎くん、野崎くんなんかがそうだ。
ちなみに彼らは、伊藤くんイジメの中心メンバーで、筆箱に虫の死骸を入れる、上履きを隠すなんて生やさしいことから、多額のお金を巻き上げるなんて、エグいことまでしていた。そのことは、ことなかれ主義の先生や学校がいくら隠そうが、クラスの誰もが知っていた。それでも伊藤くんに手を差しのべられなかったのは、木下くんたちに逆らえば、新たなイジメの標的にされることが目に見えていたからだ。
それはともかく、気になるのは生徒たちが倒れた原因だと思う。
僕が視た伊藤くんの幽霊のせい……なんて、非科学的なことではもちろんなく、校外の給食センターから6年生のクラスに届けられたカレーの中に、毒物が混入されていたからだった。
毒物の正体は、毒キノコだった。
毒キノコを入れたのは、給食センターのおばさんだった。
給食センターのおばさんは、伊藤くんのお母さんだった。
毒キノコの量がそれほど多くなかったため、生徒たちに深刻な影響は出なかった。
それは僕もだけど、あの日、泡を吹いて病院に担ぎ込まれた木下くん、山崎くん、野崎くんも、翌週にはピンピンして登校していたくらいだ。
ただ、給食のおばさんが給食に毒物を混入したこと、その原因がイジメで自殺した子供の復讐であった事実は、世間の注目を集めた。
連日、テレビ局の取材車が学校を取り囲み、学校は保護者に対して何度も説明会を開くことになった。
イジメを隠蔽していた事実が明らかになると、クラス担任、学年主任、教頭先生、校長先生、教育委員長が次々と辞めさせられた。
そして、ネットの特定班とかいう人たちが、イジメの主犯格だった木下くんたちの、顔や住所や家族構成なんかの情報をネット上にさらしあげると、彼らは皆どこかに転校していった。
ふと思う。
あの日、カレーを口に含んだ時に僕が気づいた妙な食感は、きっと毒キノコのかけらだったんだろう。
でも、廊下で視た鍋に入っていった伊藤くんは、そして、カレーの中に浮いていた半透明の左目はいったいなんだったんだろうか。
あの日以来、僕はすっかりカレーが苦手になってしまった。
「タイムカプセル」
もう、かれこれ32年前の話。1990年の6月。
既に廃校となった田舎の小学校で生徒会長をしていたというT・Yさんに、ある日、〇〇村立N小学校PTAと書かれた一通の茶封筒が届いた。
裏面には、手書きで「昭和〇〇年度卒 佐藤」と書かれている。
佐藤姓は、同学年に男女合わせて2名いたがT・Yさんのクラスにはいなかったらしい。(以後、Tさんとする。)
高校卒業後、都内の企業に就職したTさんだが、10年前に両親が相次いで他界してからは、数回しか帰省していない。
Tさんには、地元で公務員をしている3歳年下の弟がひとりいるが、弟や親族とは、年賀状のやり取り程度だという。
封筒に同封されていた手紙は、四隅が茶色く変色した和紙で、案内文は、毛筆でそれも行書で書かれていた。既にワープロやパソコンが普及していたにも関わらず、慇懃無礼とも取れる時代錯誤の案内状に、変なやつだなぁと苦笑しながらも、さほど気にもとめなかったらしい。
手紙の内容を要約すると、今から20年前、卒業記念として校庭の花壇のそばに埋めた「タイムカプセル」を掘り出し、当時の思い出に浸ろうではないかという趣旨だったらしい。
これをきっかけに、Tさんは、両親の墓参りや疎遠となっていた親族との交流を兼ねて、長期の休みを取り帰省することにした。
20年ぶりに訪れた故郷は、だいぶ様変わりしていた。
毛筆で書かれた案内状を手に、スコップと手ぬぐい他諸々用意し、レンタルした軽トラで現場に赴いたTさんは、指定された時間少し前に 廃校となった母校の跡地に着いた。
午後4時30分。立入禁止のテープが貼られたその先に、ひとりの女性が立っていた。
「ありがとう。良く来てくれたわね。」
そこには、にこやかに佇む女性の姿があった。
「2組担任の佐藤よう子よ。覚えてる。」
案内を送ってくれたのは、当時、書道を教えてくれていた佐藤よう子先生だった。佐藤先生は、当時と少しも変わらない姿で現れたことに、Tさんは驚きを隠せなかったそうだ。
クラスが違ったが、佐藤先生とは、書道クラブでも生徒会活動でも随分とお世話になった。
だが、卒業式を終え、そろそろ春休みかというある日、体調不良を理由に、挨拶もなく学校を去っていった。佐藤先生は、独身で、早くにご両親をなくし、頼れる身内もなかったことから、なにか心労でもあったのかもしれないと、校長先生も、他の先生方も、とても残念がっていた。
「たしか、このあたりに埋まっていると思うの。掘り起こしてみてくれないかしら。」
立入禁止のテープが貼られた場所で作業するのは気が引けたが、なぜかそうしなくてはいけないような気がして、Tさんは、佐藤先生の指差す場所を無我夢中で掘り続けたそうだ。
辺りはとっぷりと暗く、近くのホームセンターから購入した懐中電灯を照らしながらの作業となった。
腹が鳴った。朝から何も食べていない。空腹を覚えたその時、
「お腹空いたでしょう。これ食べて。」
佐藤先生は、小さなアンパンを手渡してくれた。
Tさんは、礼を言うとムシャムシャとあっという間に食べ終えた。
腹を満たしたTさん手に、カツンと硬いものに触れる音がした。あの日、みんなで埋めたタイムカプセルが姿を現した。
既に劣化し、破損しているものも多かったが、そのまま残っているものもあった。
大事そうに確かめながら、一つ一つ手にとり丁寧に並べていったそうだ。
少し奥の方に手をいれ、ごつごつとした5本の塊りと、サワサワとした柔らかな物体に触れた瞬間、全身が総毛立つような怖気を感じたのだという。
Tさんは、その塊をゆっくりと土の中から取り出すと、おそるおそる懐中電灯で照らしてみた。それは、人間の右手とその手にしっかりと握られた毛筆だったという。
「先生、佐藤先生。どこですか。先生、先生。」
何度呼びかけても、佐藤先生からの応答はなく、Tさんは、大声で泣き崩れたのだという。
佐藤先生は、失踪届が出されていたそうだ。
既に、1970年、Tさんたちが卒業した年殺されて、あの場所に産められていたらしいい。犯人は、当時佐藤先生に横恋慕していた男だという。
タイムカプセルを埋めた跡で、まだ土も柔らかく、当時の学校は部外者の立ち入りも今ほど厳しくなかったから、死体遺棄は、容易だったのかもしれないと、後から警察の人が来て話してくれた。
事情が事情だけに、Tさんは、不法侵入罪、器物損壊罪などに問われもせず、佐藤先生のご遺族から、これでやっと33回忌の「弔い納」ができますとたいそう感謝されたという。
不幸な死を遂げられてから32年目の秋。
佐藤先生は、受け持ったことのないTさんに、なぜ白羽の矢を立てたのか。
未だにわからないんだと、Tさんは、苦笑していた。
今月は、ちょっと文字数をオーバーしてしまいました。
いつもの心霊系ではなく、人怖ともほんのちょっと違う話に仕立ててみました。
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【娘の肖像画】
「先生、この部分が上手く描けないんですけど。」
この中学校の美術の教師であり、美術部の顧問である山際のところに、部員である三島精華が制作中の絵を抱えて相談に来た。
山際は、まだ幼さの残る顔立ちと、美しく、しなやかな黒髪を持った彼女を描いてみたいとずっと思っていたが、たまたま美術準備室でふたりきりになったこの日、山際は精華にモデルになって欲しいと頼んでみた。
すると精華は、はにかみながらもそれを了承しでくれたのだ。
週末、ほぼ彼の個室となっている美術準備室で、山際は精華を椅子に座らせると夢中でデッサンを開始した。
「先生、お腹空いた。」
朝から長時間椅子に座ったままの精華がそう空腹を訴えると、山際は理科室から盗んできた毒薬を仕込んだクッキーを彼女に渡し、それを口にした彼女はあっという間に絶命してしまった。
「僕が描きたかったのは椅子に座る君じゃないんだ。」
山際は息絶えた精華を裸にし、体毛を使って筆を作った。
しなやかな黒髪は、大筆、中筆、丸筆、平筆等の色々な筆に変わり、襟足の柔らかな毛、そしてまだ生えたばかりの陰毛は小筆になった。
そしてそれらの筆を使い、横たわる少女の裸体を描いてゆく山際の目はとても正気には見えない。
遺体が朽ちて行くのを恐れていたのだろうか、山際は三日三晩一睡もせずに絵を完成させ、そして服毒自殺したのだった。
彼の書き上げた絵、そして筆も全て証拠品として警察に押収され、彼は被疑者死亡のまま殺人罪で起訴された。
裁判の結果はもちろん有罪となったのだが、後日、裁判所から精華の遺族のもとに連絡が入った。
押収されていた絵と筆を返却することが出来るが、どうするかという確認だった。
裁判の時に目にしたが、それは無数の花を散らしたベッドに精華が全裸で穏やかに眠る、驚くほど良く描けている美しい絵だった。
愛しい娘の最後の美しい姿を愛娘の体毛を使った筆で描いた絵。
引き取り手がなければ廃棄処分。
さて、あなたは遺族がこの絵をどうしたと思いますか?
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このお話が怖い話のカテゴリーに入るのかという疑問も無きにしも非ずですが、まあ、大目に見て下さい。
@あんみつ姫 さん
あぁああ!!!!御指摘有難う御座います😭🙏✨✨
正しくはこちらで御座います……
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【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
投稿期間 10/1 0:00〜10/28 23:59
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あんみつ姫さんのまた違ったテイストのお話、お待ちしております🌱
ふたば様
あの~、投稿期間が、先月のままですよ。
お仕事お忙しいのに、うるさくてごめんなさい。
先月は、らしくない、ちょっと残酷で厭なお話になってしまいました。
今月もステキなお題三題ありがとうございます。
今月は、少し違ったテイストで仕上げてみたいと思います。
よろしくお願いいたします。
もう8/62日ですね、まだきっと夏休みは終わっておりませんが、彼岸花も咲いてすっかり秋模様ですね🌿🍂🍁
という訳で、10月のお題を発表させて頂きます(л・▽・)л💦
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【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
投稿期間 9/1 0:00〜9/28 23:59
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食欲、運動、芸術、読書、秋は何をするにもいい季節ですね。そんな秋っぽいような秋っぽく無いような、青春っぽいような青春っぽく無いような、そんなお題で御座います🌱
秋の夜長に、チャレンジしてみて下さいませ (*ฅ́˘ฅ̀*)🌙ᝰ🖋꙳⋆
皆様、9月もご参加有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
天虚空蔵さん、ここ毎月本当に有難う御座います。ちなみに、お題を1行目で全てクリアしたのはこれで2人目です。笑
黒いコスモスの事をチョコレートコスモスと呼ぶそうですが、実際の見た目は紫色っぽい黒なんですよね。とは言え花言葉のねっとり感は、確かに甘い泥のようなチョコレートチックな気がします(「´・ㅿ・`)「
ですが周辺に咲くコスモスの色彩的にも、この女性なら花言葉を伝える為だけに意図的に黒く塗った、或いはインクを吸わせた可能性もありそうですね……💉🎨
何だか胃に負担がかかりそうな重々しさです🤢
芝阪雁茂さん、私も社内クラスターのせいで大変な時期があったので、その大変さ滅茶苦茶分かります( ˇωˇ )
営業なので電話で仕事出来るのですが、頑なに職場がリモートワークに否定的なので健康な社員程残らされておりました😭
今は月残業時間80時間程度で落ち着いて()おります。
私は幸いにも通勤時に煽られることは未だに未経験なのですが、他の霊によって助けられるなんて中々に悪霊みたいな存在ですね(⃔ *`꒳´ * )⃕↝
逆に花を添えられた方は、自分のような被害者を無くそうと動ける素敵な方ですね✨(◡‿◡ฺ🌸)
あんみつ姫さん、手のひら怪談とこちらで久しぶりのご投稿嬉しく思います( ᴗˬᴗ)
コスモスの花って、庭に植えると確かに結構増えちゃうんですよね( ¯꒳¯ )ᐝ
確か、元々は日本に無い花だったのに、夏の終わりや秋口を彩ってくれるからとスキー場に植えたのが始まりだとか(うろ覚え)❁.*・゚🌸
私はコスモスは特に好きな花なので、ご近所さんでコスモスが茂っているのを見ると、テンションが上がるのですが、今度こっそり匂いを嗅いでみようと思います(*`艸´)
まさか肉々しい香りはしないと思いますが、一応……🩸
9月のお題作品。
加筆修正した後、「てのひら怪談」第10話として本編にアップいたします。
早速ですが、10月のお題もよろしくお願いいたします。
ふたば様
こんばんは。
即興で一作書き上げました。
800字以内もしくは超えても10文字超えくらいだと思います。
違っていたらごめんなさい。
ろくにプロットも立てずに書いたものですから、
こんなグロテスクな内容になってしまいました。
ステキなお題ですね。
今月の、この三題を用いて、本格的なホラー長編を書き上げてみたくなりました。
いつに成るかはわかりませんが。
とりあえず、本作は、間に合いました。
過去、すんでのところで間に合わなくて、本当に悔しい思いをいたしましたから、今回は、作品完成と締切に間に合うことを目標にいたしました。
滑り込みセーフということで、お許しくださいませ。
ではでは、また長くなりました。
この辺で失礼させていただきます。
おやすみなさいませ。
「コスモスのかほり」
パートで働くようになってから、気づいたことなんだけど。
「いっぱい引っ掛けてからじゃなきゃ、とてもじゃないが家に帰りたくねぇんだよ。」と愚痴ってた男の気持ち。よくわかるようになったのよね。
仕事中にこびりついた垢やシミを、酒やパチンコで流してやらないと、とてもじゃないが日々やってられないってことにね。
週5日一日4時間勤務じゃあ、もらえる賃金なんてたかが知れてる。
一円たりとも無駄にはできないのはわかっていても、仕事の「帰り道」、つい立ち寄ってしまう店があるの。
その名は、「コスモス」
カウンターの横には、いつも紫色の花瓶の中に、いろいろな色のコスモスが飾られていてね。マスターの敷地内に群生しているらしいの。
そう、とても綺麗よ。
そこは、街中から少し脇に入ったところにある小さなバーなんだけど。
レンガに蔦(つた)が絡まり、ぼんやりと灯るあかりが、疲れた身体を温かく迎えてくれるの。
マスターは、七色に輝く不思議な「瓶(ビン)」から 一匙掬い上げると、カクテルと一緒にシェイカーに入れるのよ。軽妙な音が店内に響き渡り、お気に入りのカクテルが目の前に置かれるってわけ。手さばきといい、カクテルのお味といい、それはそれは見事なんだから。
そうそう、隠し味は、七色に輝く謎の「瓶(ビン)」にあるのかも。
昭和レトロな雰囲気も、きっと気にいると思うわ。
場所は、ここよ。意外と近いでしょ。今日、お仕事が終わったら、「帰り道」の途中、是非立ち寄ってみてね。
今夜、私も行くから。お願い。
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「5人目か。こんなに簡単にひっかかるとはなぁ。女はこぇわ。」
「何よ。最初に人肉にハマったのは、あんたでしょ。ほら、そこのビンこっちによこして。ミキサーで撹拌した臓物いれるから。」
「それにしてもよ。庭に植えたこの花、やたら増えてケタクソ悪いんだけど。」
「埋めた遺体から男の養分たっぷり吸って育っているからね。」
「道理で、血と汗の匂いがするはずだわな。」
失礼、新型ウイルスで同僚が濃厚接触者になって休まざるを得なくなったり、別な同僚は感染して休まざるを得なくなって、こちらの残業が過多になりましたと言う御話でした(汗)。
御無沙汰しております。
先月は新型ウイルスで残業過多になりまして、全然間に合いませんでした(汗)。
滑り込みになりまして御座います。
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『誰が俺を救ったか?』
ああ、亀松光安(かめまつ・みつやす)って者です。
良く芝(しば)か阪(さか)かって人物が、車に乗っていて変な目に遭いながら、むしろ楽しんでいるって話を読みながら、「でも出ねェよなァ、こいつの前に」なんて、幽霊が居るか知らんが、ヤキモキしてもいる。
然し、読んでいたら、こっちも普通乗用車なのに軽自動車でハイビームを効かせた奴に結構追い回されて、右折したら消えたなんて事も有ったよ、うん、帰り道だ。
そんでたまたま休みの日に徒歩で周囲を見回したらよ………
電柱に立て掛けられた花束に混じって、牛乳瓶に一輪挿しで、コスモスが有ったんだよ。
ああ………俺、無念の霊にでも救われたんかなって、手を合わせちまった。
それでは今月も800文字ぴったりで。
最初の一行でお題を全部クリアしてみました。
『黒いコスモス』
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会社からの帰り道、小さな空ビンに挿された一輪の黒いコスモスが、街灯に照らされた薄暗い公園のベンチに置かれているのを見つけた。
子供が忘れていったのだろうか、昨日はなかったはずだ。
置いてあるのはこの一輪のコスモスだけ。
黒いコスモスは珍しい。
この周辺にこんな色のコスモスが咲いているのを見たことがないが、いったいどこから持ってきたのだろうか。
しかし、その小さな茶色の小ビンには見覚えがあった。
それは会社で試薬を取り扱う時に使用する、口の部分が少し狭くなった特殊な形状をしたビンなのだ。
「何でこのビンがここに?」
そう考えた時にある女の顔が思い浮かんだ。
隣のフロアに籍を置く総務部の女性。彼女ならこのビンを持ち出すのは容易な事だ。
ただ・・・
彼女は先月交通事故で亡くなっている。
亡くなる前まで彼女から会社の帰りに飲みに行こうと頻繁に誘われていた。
ただ彼女とは個人的に付き合う気持ちはなく、それなりに飲み友達として相手をしていた。
でも彼女のはずがないのだ。彼女はもうこの世にはいないし、このビンを入手できるのは彼女だけではない。
しかしこのビンを見た途端、何故か彼女のことが頭に浮かんだ。
―私だって気づいてくれたんだ―
不意に背後から声が聞こえた。振り向くと死んだはずの彼女が薄暗い夕闇の中に立っていた。
―黒いコスモスの花言葉って知ってる?―
目の前に立つ彼女の口は動いていない。でも生前と変わらぬ口調で彼女の発する言葉は、はっきりと頭の中に伝わってきた。
―『恋の終わり』、とか『恋の思い出』、なの。私、あなたのことが好きだったのに…―
それは薄々感じていた。しかしこればかりはどうしようもない。理屈ではないのだ。
―そして花言葉はもうひとつあるの。『移り変わらぬ気持ち』。ふふっ、私、ずっとあなたの傍にいるわ。―
それ以来、通勤の道端やベランダの植木鉢など身の回りの至る所で、植えた覚えのない黒いコスモスが咲くようになった。
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