初投稿なので文章が変かもしれませんが、暇潰しにでもどうぞ。
これは私の姉が体験した話です。
さほど怖くはないのでそのつもりで。
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去年の夏ごろ姉は彼氏と休みが重なって、京都市内に行っていた。
その帰り道のことである。
既に時刻は深夜0時を過ぎていた。
あともう少しで到着するというところで、ある峠を通った。
しばらく進むと前方に何かが見えた。
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それは人、おそらくはお爺さんだった。
あくまでも、おそらく。
なぜなら、片足は無く着ているものはぼろぼろで、全身黒ずんでいたからだ。
だからなんとなくお爺さんかな?と思ったらしい。
姉は思わず「怖い」と思った。
しかし彼氏の方は気付いていないようで、そのまま通り過ぎた。
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しばらく進むと前方に何かが見えた。
さっきのお爺さんだった。
また前方に何かが見えた。
さっきのお爺さんだった。
また前方に何かが見えた。
さっきのお爺さんだった。
また前方に何かが見えた。
さっきのお爺さんだった。
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ずっとその繰り返しだった。
だんだん姉はイラついてきて、また前方にそのお爺さんが見えた時
「フッ」と、お爺さんを鼻で笑った。
するとお爺さんはスゥっと消え失せた。
その後はお爺さんが現れることもなく、無事家に帰ってきた。
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後日、別の友人に聞くとその峠は昔処刑場があった場所らしい。
だが私がもっとも驚いたのは姉の行動だった。
何故そんな行動をしたのか聞くと
姉曰く、「ああいうのは見えてないふりをする、怖がらない、強気にでるっていうのが大切なの。」とのことだ。
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長くなってしまってすみません。
他にも姉の体験談がありますので、今後も投稿させていただきます。
最後まで読んでくださり有り難うございました。
作者社木